Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 早乙女カナコの場合は

早乙女カナコの場合は

映画

ニュース

主演の橋本愛は「ラブストーリーはあまり進んで観るジャンルではないんです。私の中ではほぼ初めてだったので、新鮮だった」と語る。 本作は作家・柚木麻子の小説『早稲女、女、男』を、矢崎仁司監督が映画化。地方から大学生になった主人公カナコ(橋本)と演劇サークルの先輩・長津田(中川大志)の10年に及ぶ恋愛を中心に、女性の生き方や女性同士の関係を描く。 恋愛モノにはなっているが、18歳から28歳までに若者なら誰もが直面する出来事、心情が描かれ、恋愛からそれぞれの人間性が浮かび上がるという青春ストーリー。50代の筆者は、つい大学時代を思い出してしまったが、カナコと同年代の男女ならリアルに共感できるだろうし、30代以上の人もかつての日々と重ね合わせ、登場人物の中に自分を見つけられるだろう。 この感覚は『横道世之介』(沖田修一監督)を観た時と似ている。『横道…』は長崎出身の世之介(高良健吾)が法政大に進学し、サンバサークルでの活動やヒロイン(吉高由里子)との出会いを通じて成長する姿が描かれていた。『横道…』と同様、カナコのその後も見たくなる。