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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

東京フィルハーモニー交響楽団 第1016回オーチャード定期演奏会

“プレトニョフ指揮東京フィル「眠れる森の美女」” 名ピアニストであり、名指揮者でもあるミハイル・プレトニョフは、東京フィルハーモニー交響楽団の特別客演指揮者である。毎回のように個性的なプログラムを披露しているが、5月定期では、自ら編曲したショパンのピアノ協奏曲第1番と、これも自ら編纂したチャイコフスキーの「眠れる森の美女」抜粋を指揮する。ただし、協奏曲でのソロは彼ではなく、松田華音である。 「眠れる森の美女」は、チャイコフスキーのいわゆる「3大バレエ曲」(とは言っても、彼はもともと3つしかバレエ曲を書いていないのだが)の2番目の作品。作曲者自身の選曲による組曲版もあるが、プレトニョフの編纂版はそれとは異なっている。一方、ショパンの協奏曲では、プレトニョフがそのオーケストラ・パートに手を入れている。ショパンの管弦楽法は、昔から「ピアノの見事さに比べると、ちょっと…」と言われているほどのものなのだ。

25/5/1(木)

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