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ジャンル横断、センスのいいセレクト

立川 直樹

プロデューサー、ディレクター

鴨治晃次 展|不必要な物で全体が混乱しないように

ワタリウム美術館で6月22日まで開催されている鴨治晃次展「不必要な物で全体が混乱しないように」は見る価値のある展覧会だ。現在もポーランドを拠点に活動を続け、今年で90歳を迎える鴨治晃次が1960年代から制作した20点の絵画、9点の立体作品、80点のデッサン、3点のインスタレーションの見事な展示。チラシに載っている鴨治の「僕の仕事/何が正しい位置なのか。正しい位置を探すこと。探すことに戻ること。多分そのことが仕事をする上でいちばん大事なことに思える」というコメントは、この展覧会のかけがえのない魅力を言いあてているが、タイトルの前にある「透明性と単純性を目指し」という言葉も静けさとミニマルな表現とリンクする。

25/6/10(火)

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