超格差社会のインドでスラム街生まれの青年がラップと出会い人生を切り開いていくサクセスストーリーです。
自分のせいじゃないのに生まれながらに貧困、格差と向き合わざるを得ない主人公が、社会への怒りをラップの曲に乗せて歌います。たとえば「路地裏のボイス、どん詰まりのカオス」という歌詞はどうにもならない現実を的確に言い表し、「お前も俺も裸で生まれた」「俺の時代は来ている」と言い放つ言葉には怒りだけでなく、現実をなんとか変えようという強いメッセージが込められています。
最初は「ガリーボーイ」(路地裏生まれ)と嘲笑していた人々も「俺たちの生きざまを言ってくれた」と熱烈支持。その強烈なラッパー役を『パドマーワト 女神の誕生』のランビール・シンが本物のミュージシャンさながらにシャウトしていきます。