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音楽専門誌『ぴあMUSIC COMPLEX』連動企画

BMSG2組目のボーイズグループMAZZELメンバー8人のデビューインタビュー【前編】

PMC編集部

第93回

SKY-HIがCEOを務めるBMSGから、BE:FIRSTに続く2組目のボーイズグループ・MAZZEL(マーゼル)が誕生。5月17日、シングル『Vivid』で待望のデビューを果たす。
メンバーは、BMSGトレーニー(練習生)のRAN、KAIRYU、SEITOと、一般公募から選出されたNAOYA、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKIの8人。プロジェクト始動から、2022年10月30日のメンバー決定までの軌跡は、今年1月13日よりオーディションドキュメンタリー番組『MISSION×2』にて配信された。

オーディションドキュメンタリー番組『MISSION×2』の最終回

3月31日0時配信のプレデビュー曲「MISSION」では、黒の衣装に身を包み、未来に向かう強い決意を歌った彼らだが、デビューシングルのタイトル曲「Vivid」では一転、ポップでジャジーな世界観を鮮やかに表現している。そのほか、90年代HIPHOPを彷彿とさせる「CAME TO DANCE」、合宿1次審査の課題曲であったチルなR&B「Fantasy」がカップリングとして収録され、デビューシングルにして色とりどりの個性を放つ1枚に仕上がった。MAZZELが『Vivid』を引っ提げてデビューすることの意味を、彼らはどう解釈し、何を伝えたいと考えたのだろう。今回、メンバーによるロングインタビューを前編後編にわたってお届けする。

――オーディションドキュメンタリー『MISSION×2』を経て、「MISSION」でプレデビューしたことも話題になっていましたが、5月17日にいよいよシングル『Vivid』でデビューです。今はどんな気持ちでいますか。

SEITO 「MISSION」でたくさんの反響をいただいたので、今回、その期待を超えるパフォーマンスをしなければいけないというプレッシャーはあります。でも、MAZZELならできると思っています。

RAN しっかり準備してまだまだスキルアップして、デビューに臨みたいです。今だけに限らず、その姿勢はずっと忘れずに、第一に考えていたいですね。

――いい作品を出すほど受け手の期待は必然的に高まりますし、おっしゃるようにそれがプレッシャーになることもあると思います。それに打ち勝とうと思うとき、オーディションを乗り越えてきた経験は活きていますか。

NAOYA すごく活きてますね。

TAKUTO とても大きいです。

SEITO ですが、オーディションのときとは違ってすごく幸せなプレッシャーです。とにかく積み重ねてきたことを披露するだけですし、信じられるメンバーがいますから。

――記念すべきデビューシングルのタイトル曲は、ポップでジャジーな「Vivid」。初めて聴いたときの印象はいかがでしたか。

TAKUTO 新しいし、「おお!」と思いました。

EIKI 「MISSION」の次に聴いたら、誰でも「え?」ってなると思う。「本当に同じグループなの?」と戸惑ってもおかしくないくらい、全く違う曲だなと思いました。

――おっしゃる通り、プレデビュー曲「MISSION」とはまるで異なる印象を受けました。

KAIRYU 僕らも、「デビュー曲は「MISSION」とは全然違う曲やったらいいな」と思っていたんです。プレデビューとデビューで、全く違う僕たちを世の中に見せられたら面白いなって。

HAYATO それに、いろんな表現に挑戦できるほうが、僕たちも楽しいです。

KAIRYU そう考えていた上で、こういったおしゃれな曲をデビュー曲として出せると聞いたときはうれしかったし、僕たちにすごく合いそうだなって興奮しました。

RAN プレデビュー記者発表で社長(SKY-HI)が言った、「「MISSION」と「Vivid」、二つの作品があってこそMAZZELがわかる」という言葉は、本当にそのままの意味だと思います。「MISSION」で僕らが始まって、「Vivid」でさらにもう一つ、扉を開く感じ。光と影じゃないですけど、「MISSION」では僕たちの強い闘志の部分を、「Vivid」では僕たちの個性や明るさ、光る部分を表現していると思います。そうした二面性をデビュー時点で見せることができるのは新しいと思いましたね。

――パフォーマンスをしているときも、心境は異なるものですか。

RYUKI そうですね。「MISSION」は、RAN兄が 〈待ち詫びた〉と歌いだすことに集約されているように、「とうとうこの日が来たぞ」っていう、夢を持ってがんばってきた僕たちの思いがこもっているんですけど、「Vivid」はMAZZELになったからこその曲ですから。8人の輝きがそろえば〈星座になる〉、より輝くってことを歌っているんです。歌詞に伴って、表現も切り替わった感覚がありますね。

NAOYA 「MISSION」は衣装も全員黒だし、ダンスも含めて統一感があったと思うんですけど、「Vivid」は一人一人が違う。それは、デビューして一人一人に色がついたからなんだなって受け取っています。

RAN たしかに、「一人一人」という感じ。「MISSION」は、“みんなで”挑むぞという曲だけど、「Vivid」は個性を強調した、一人一人が輝く曲だと思います。同じ「MAZZEL」という場所にいても、一人一人の輝き方は違う。曲調、展開、どれをとっても、「これがMAZZELだ」ってわかる、MAZZELのオープニング感を感じました。

――なるほど、「MAZZELのオープニング感」。

HAYATO この2曲は歌い方もダンスのやり方も全く違うので、もちろん、表現するのは難しいです。でも「こんなこともできるんだ」と思っていただけたらすごくうれしい。

KAIRYU ただ、歌もダンスも個性は光らせつつ、共通のテーマは持っていようと話し合いました。個性が強いということは、いろんな面を見せられる反面、いつでもバラバラになってしまう可能性もあるんですよね。僕たちは紙一重なんです。だからこそ、この曲はどうだ、こう歌おうっていう話は、レコーディング前によくしました。

NAOYA 話し合って工夫したことや、意図的に表現を変えた部分は、この2曲に関してはたくさんあります。だけどMUZE(MAZZELファンの総称)に何を伝えたいか、世間に何を伝えたいか、それはどっちの曲でも意識しました。「MISSION」では、技術面も含め「こんなことができるんだよ」と世間に伝えたかったし、デビュー曲として「Vivid」を出すことによって、枠にはまりたくないという僕たちの思いを伝えたかった。曲を表現するにあたって、メッセージをすごく大切にしているんです。

――タイプの違う2曲で、新たな自分も見つかったりも?

TAKUTO はい。ラップもそうなんですけど、僕は幼いころから、あんまり笑顔では踊らないようなダンスをずっとしていたので、「Vivid」のような系統の曲を人前でパフォーマンスしたことがなかったんですよね。だからこそ新鮮だったし楽しかった。笑顔で歌いながら踊るということに慣れていなかったんですが、練習を重ねるうちにはまっていって、「こういうみせ方もいいなあ」って。

HAYATO 僕も、「MISSION」で新しい自分を見つけました。今まで、自分はこういう曲が似合わないと思ってたんですよ。だけどこの曲のダンスでは、今までコントロールしきれていなかった手足の長さを活かせた。「僕、こういうこともできるんだ」って、新たな発見になったんです。

――BMSG最初のグループであるBE:FIRSTも、プレデビューとデビューでは楽曲の路線が異なりましたよね。今回、「MISSION」と「Vivid」の違いに、そういったBMSGならではの流れは感じましたか。

SEITO それは、あまり感じなかったですね。今までと違うボーイズグループ、それこそBE:FIRSTとも違うグループを作るにあたって、「MAZZELだからこそ」というところをすごく考えてくれたんだなって思いました。

EIKI BE:FIRSTみたいになりたい、なりたくないとかそういう話ではなくて、僕たちらしさを出した結果、全く違うものになったと受け止めています。

――収録曲も、90年代HIPHOPを彷彿とさせる「CAME TO DANCE」、チル感のあるR&B「Fantasy」と色とりどり。とくに「Fantasy」のような大人っぽい歌詞を、ボーイズグループがデビューシングルで歌うことは珍しいと思います。驚きはなかったですか。

KAIRYU 確かに歌詞は大人っぽいですけど、驚きや抵抗は1ミリもなかったですね。

RYUKI だけど、表現としては難しい部分もありました。僕は年齢的にも、みんなより足りない部分が多いなって感じたし、ラップに感情を乗せることが難しかったですね。

――いい意味で一筋縄ではいかない楽曲がそろいました。MAZZELが、この『Vivid』でデビューする意味を、みなさんはどう受け止めていますか。

RAN 最初は驚きや意外性がありましたけど、今では、僕たちらしいのかなあと感じています。

NAOYA 本来なら、誰もが好きであろう、大衆に向けた曲でデビューするのが、ボーイズグループが成功していく上での定番だと思うんですよね。だけどBMSGに入ってきた人たちは本気で時代を変えたいし、今までとは違ったことをやりたい。そういう意味でも、僕たちの声や強みをうまく活かせた曲ばかりだし、他にはない、MAZZELにしかできない曲だと思っています。

KAIRYU うん。社長は「日本の音楽シーンを変えたい」という大きな夢を持ってBMSGを作ったし、BMSGだからできることをこれからもどんどんやっていくんだろうなと思います。そこで僕たちが、BE:FIRSTとはまた違う楽曲性や個性をもって日本の音楽シーンに一石を投じることができなければ、出てくる意味がないと思うんですよね。僕らはそういう覚悟を持ってBMSGにきたし、この先も何がきても、準備はできてます。

――みなさんうなずいていますが、『Vivid』を世に放つ意味や、何を表現したいのか、話し合う機会はあったのでしょうか。

RAN あったといえばあったし、個々で落とし込んだところもあります。

EIKI 僕は正直、『Vivid』というシングルでデビューすることに最初はびっくりしたんです。ですがメンバーやスタッフの方々と関わっていくうちに、この3曲に決定した考えを理解することができました。大人っぽくて余裕のある、抜け感のある楽曲をデビュー段階でできるグループってなかなかいないと思うんですけど、社長はMAZZELに対して「デビュー段階でプロである必要がある」と常におっしゃるんです。その意味を表したシングルになっているなと、今は解釈できています。

――「デビュー段階でプロである必要がある」。たしかに、3月30日の『MISSIONx2』最終話を視聴者が見届けた、その翌日にプレデビュー。プロとして出てこなくてはならないという特異な環境でした。

SEITO プレッシャーがなかったと言えば嘘になりますけど、もちろん準備はしてきました。まずメンバーが決まった後に、改めて一人一人の過去を深掘りしていったんです。オーディションであれだけ一緒にいても、まだまだ知らなかったことがあったんですよ。お互いを知ったおかげで関係性が深まって、団結力も高まった。パフォーマンスにもすごく変化が生まれました。

NAOYA 相手のことをもっとリスペクトできるようになったし、信頼できるようになりました。パフォーマンスでも、例えば「ここはEIKIに任せとけば大丈夫」とか思うようになったんです。そういう安心感や信用は、話し合ったからこそ芽生えたものです。

RAN うん、お互いを知ったことは本当に大きいです。それと、それぞれが担っている得意な部分に縛られることなく、「この表現のほうがいいんじゃない?」と積極的にアドバイスし合って、さらにお互いの良さを引き出していきました。結果、感化されて全員のスキルがどんどん上がっていったんです。

SEITO そうしていくうちに、プロ意識も芽生えていきましたね。

取材:新 亜希子

後編はこちら

Profile

MAZZELは、BMSGとユニバーサルミュージックがタッグを組んだ新レーベル「BE-U」よりデビューする、男性8人組ダンス&ボーカルグループ。幸福の意味を持つ“mazel”に迷路“maze”と情熱“zeal”を掛け合わせたグループ名に。3月31日Pre-Debut Single「MISSION」をリリースし、5月17日待望のDebut Single「Vivid」をリリース。

Debut Single『Vivid』

2023年5月17日 発売

CDショップリンク:
https://mazzel.lnk.to/Vivid_cdshop

配信リンク:
https://mazzel.lnk.to/Vivid

MAZZELOfficial YouTube Channel
https://www.youtube.com/@MAZZEL_official