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Substance, Screen

23/4/14(金)~23/5/14(日)

FINCH ARTS

家田実香《Rear Window230325-1》2023, H33.3 × W22cm, 綿布にアクリル絵具

家田実香、彌永ゆり子、油野愛子による展覧会「Substance, Screen 」を開催する。本展のタイトルとなった「Substance(物質、実体)」「 Screen(画面、覆い)」はそれぞれ絵画という複雑な事象の要素だ。物質(Substance)→イメージ(Screen)のような絵の具やキャンバスなどの物理的な側面から想起されるイメージの関係性の事でもあり、またその逆の、覆い隠すもの(Screen)→実態(Substance)という反転した創造性を意味する言葉でもある。
本展では3人のアーティストの作品が展示される。
家田実香は”マテリアル・フェティシズム”をテーマとし、アクリル絵具の質感と色を要素とした絵画を制作している。彼女の作品上では物質とイメージの関係性、物質がいかなるイメージを喚起しうるかについての探究が展開されている。彌永ゆり子は、デジタルメディア(Raspberry piや小さな液晶モニタ)を使用し、デジタル空間におけるイメージの質感をテーマとしている。本来は質量を持たないデジタルデータが、物理的な空間で質感を伴ったイメージとして存在することが提示される。油野愛子は金属や樹脂、陶芸、アクリル絵具など多様な技術と素材を使用し、幼年期と青年期の間に横たわるギャップ、感情をテーマに制作を行っている。本展では彼女の絵画作品に注目し、グラフィティのようなイメージが描かれた重々しいアクリル絵具の表層がめくれ奥の層がのぞく作品が展示される。
「Substance, Screen」では、アーティストが異なるメディアを使用しながら、物質とイメージの間の複雑な関係を提示し、その異なる領域の間で様々な対話を生み出す。どうぞご高覧いただきたい。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

13:00~19:00
月曜日〜木曜日休廊

※金土日のみ開廊

料金

無料

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