滝口和男展 歴史の彼方から原風景に想いを馳せて

現代という時代を見据えながら、歴史の中で陶芸を見つめ、斬新な発想で陶の可能性を切り拓いてこられた滝口先生。海外留学をきっかけに「言葉」で考え作品を構築されている。土との対話を重ねるかのように形作られる抽象形態による「無題のシリーズ」。記憶や遊び心から詩的な言葉をちりばめ形作る、抒情性に満ちた色絵の「ミニチュアシリーズ」。ともに「言葉」が根幹をなす先生の代表作として多くの陶芸ファンを魅了している。