イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき
24/2/17(土)~24/3/29(金)
美術館「えき」KYOTO
フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラ。1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩んできた。美しさと機能性をすべての人へ提供するという彼らの思想のもと送り出されてきたプロダクトは、今なお世界中で愛されつづけている。
本展はイッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、さらに日本展ではイッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて開催する。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインからモダンデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交え、作品や資料を通して、その技術と哲学、デザインの美学に迫る。イッタラのプロダクトの歴史を見れば、一つのブランドとしての枠組みを超えて、デザイン史、フィンランドの文化と社会情勢、人々のライフスタイルの変化などの背景と深くむすびついていることが明らかになるだろう。時代を超えて今なお多面的に輝き続けるイッタラの世界を是非ご堪能いただきたい。
※巡回会場と展示数が異なる