企画展「コレクション大航海 蝦夷発→異国経由→兵庫行」
24/2/10(土)~24/3/17(日)
神戸市立博物館
海の向こうにある国や文化、海を越えて行き来する人や物。島国である日本において、海は人や文化がつながり、まじわる場所である。本展では、古地図、美術、考古・歴史の分野ごとに「海」を共通テーマとしたコレクション展示特別版を開催する。
古地図分野からは、長い間その全貌が謎に包まれていた蝦夷地の古地図を紹介。大航海時代以降、世界各地の探検家が挑んだ日本北辺測量の軌跡をたどる。美術分野では、江戸時代の異国趣味について取り上げる。絵画・工芸作品にあらわされるエキゾチックな文様やモチーフから、当時の人々の異国への憧れをみていく。そして考古・歴史分野からは、兵庫津に関する歴史資料を紹介。古代より瀬戸内海航路の要所として栄えた兵庫津について捉え直すとともに、港湾都市神戸の源流をたどる機会となってほしい。
コレクション展示室ではなかなか展示できない大型の作品や資料も登場する。大海原を渡るように、同館のコレクションを楽しんでほしい。