第23回 東京フィルメックス

世界の独創性に富む新鮮な作品をアジアを中心に集めた国際映画祭、東京フィルメックスが今年も有楽町朝日ホールで開催される。プログラムは、「コンペティション」「特別招待作品」「メイド・イン・ジャパン」、及び「ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集」。「コンペティション」では、アジアの新進作家が2021年から2022年にかけて製作した作品の中から9本を上映。11/5(土)に行われる授賞式で最優秀作品賞と審査員特別賞が発表される。「特別招待作品」では、ヴェネチア映画祭でプレミア上映され、特別審査員賞を受賞したイランのジャファル・パナヒ監督作品『ノー・ベアーズ(英題)』がオープニングを飾り、ベルリン映画祭で銀熊賞（芸術貢献賞）を受賞したカンボジアのリティ・パン監督作品『すべては大丈夫』がクロージングの上映となるほか、バラエティ豊かな4本が並ぶ。「メイド・イン・ジャパン」では、高橋泉監督作品『彼女はなぜ、猿を逃したか？』と太田達成監督作品『石がある』の新作2本を上映する。「ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集」は同時期開催の東京国際映画祭との共催。『西瓜』など3本がスクリーンで観られる。