第46回ぴあフィルムフェスティバル2024

"映画の新しい才能の発見と育成"をテーマにした1977年から続く映画祭。おなじみのコンペ部門「PFFアワード」への今年の応募作品は692本。2次審査までを通過した19作品が映画祭で上映され、最終審査員やPFFオフィシャルパートナー各社が審査を行い、9月20日の表彰式にて、グランプリなど各賞が決まる。
招待作品部門では「生誕100年・増村保造新発見！～決断する女たち～」など、ことしも多彩なプログラムが用意されている。

〈上映作品〉
「生誕100年・増村保造新発見！～決断する女たち～」では、強烈な個性の女性たちを意表を突く演出で描く増村保造監督の、デビュー作『くちづけ』(1957)から大映時代の文芸作、独立してからの『曽根崎心中』(1978)まで、計13作品。

「緊急特集 中村靖日さんを偲んで」は俳優だけではなく制作スタッフとしても活躍し、この7月に急逝したPFF ではおなじみの中村靖日さんを特集。主演した『運命じゃない人』(2004)、佐藤信介監督の『寮内厳粛』(1994)、『月島狂奏』(1994)、『正門前行』(1997)を上映。

「自由だぜ！80～90年代自主映画」では、全国の映画研究会での8ミリフィルム映画制作熱のピーク時代につくられた傑作を上映。高校時代から映画制作を始めた犬童一心監督の『気分を変えて？』(1979)、同じく利重剛監督の『教訓Ⅰ』、今関あきよし監督の『ORANGING'79』、樋口尚文監督が大学時代に撮った132分の長編『ファントム（DES FANTÔMES）』など、貴重な作品が並ぶ。

他に、「PFFスペシャル映画講座」では『ナイト・オン・ザ・プラネット』など。新企画シリーズ「始まりの映画」では1920年代製作の『アリエータ』など。第28回PFFスカラシップ作品『道行き』(監督：中尾広道）のお披露目上映も行われる。

〈トークイベント〉
PFFアワード2024作品では上映に際し、監督他のトークあり。
招待作品部門でも多くのゲストトークが予定されている。

【開催日】9/7(土)〜21(土)
【上映館】国立映画アーカイブ

※上映スケジュール・プログラム等の詳細は、下の＜公式サイト＞＜X＞からご確認をお願いします。