戦後の混乱を背景に、東大出身のエリートたちが行った数々の完全犯罪を描くピカレスク・ロマン。悪漢、悪がヒーローになる映画。善悪の対決を、悪の側から切り取ったところが新鮮だ。特に悪のヒーローが死なず海外へ逃亡してしまうというラストは、実に映画的で痛快。
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