＜2021年は中止となりました＞小江戸と呼ばれる佐原で、国選定の重要伝統的建造物群保存地区の町並みを舞台に、「佐原の大祭秋祭り（諏訪神社秋祭り）」が行われます。日本三大囃子「佐原囃子」が響くなか、勇壮豪華な山車が民家の軒先をかすめながら進むさまは風情たっぷりで、江戸時代の情景を彷彿させます。重厚な総ケヤキ造りの本体に、関東彫りの豪華な彫刻が飾り付けられた自慢の山車の上部には、高さ4mにもおよぶ大人形が飾られます。華やかな山車の競演が魅力のこの祭りは約300年の伝統を有し、関東三大山車祭りの一つとされ、2004年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。2016年に、ユネスコ無形文化遺産登録された「山・鉾・屋台行事」33の祭礼のひとつです。

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