夜の第三部分

アバンギャルドで不条理な世界を描く、異才ズラウスキーのデビュー作。第二次大戦中のポーランド。人里離れた屋敷に住むミハウは、留守中にナチスの騎兵の襲撃を受け、妻子を失ってしまう。街に戻り、抵抗運動に参加したミハウは、作戦中に身元が発覚し追われる身に。逃亡しているうちに、ひょんなことから彼の身代わりとなって逮捕された男の妊婦妻マルタは、驚くほどミハウの妻に似ていた。突然産気づいたマルタは、ミハウの助けもあって無事出産するが、ケガと疲労で気絶したミハウを残し、赤ん坊とともに消えてしまう。ミハウはやっとの思いで二人をとある養老院で見つけるが、なんとそこは自分の家。彼は自分の人生をもう一度やり直していることに気づくのだった……。

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