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ルネ・ラリックの水のかたち 水鳥や魚、水の精たち

21/4/24(土)~21/11/28(日)

箱根ラリック美術館

生命の源である水は、古来、信仰や祈りの対象であるとともに、芸術家たちに多大なインスピレーションをあたえてきた。人生の多くをフランスの水辺の地ですごしたルネ・ラリック(1860-1945)もその一人。トンボや魚、水鳥などの水棲生物をモチーフに、精緻な細工と洗練された意匠によって水のもたらす自然の恵みを生き生きと表現したほか、シレーヌ※やナイアードといった精霊たちの姿に変えて、かたちを持たない水の神秘性を目に見えるものとして造形化したのだ。
日本美術の影響を感じさせる流水紋や、アール・デコ期を特徴付ける幾何学的な波文様など、ラリックの水のかたちは変幻自在。その多彩さは、七宝やオパルセントガラスなどの斬新な素材の起用や、クリスタルガラスの加工技術の研究によって生み出された。1925年、パリで開催された現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称アール・デコ博)のために制作し、現実の水そのものをもデザインに取り込んで母国フランスの水の恵みを讃えた巨大な噴水塔《フランスの水源》は、ガラス工芸家としてのラリックの集大成とも言われている。
箱根神社の「龍神水」や芦ノ湖スカイラインにある「命の泉」など、水にまつわる伝説が数多く残る箱根の地にて、ラリックがとらえた水の美と恵みをお楽しみいただきたい。
※シレーヌ=水の精。セイレーン、サイレンともいう。

開催情報

ジャンル
美術館

9:00〜17:00、会期中無休(臨時休館の場合あり)

※入館は閉館の30分前まで
※開館時間ならびに営業日は変更の可能性あり

料金

大人1500円、大学生・高校生・シニア(65歳以上)1300円、中学生・小学生800円、障害者手帳ご持参の方(お付添い1名様も)750円

※団体料金は15名以上

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