企画展「屛風の美 -収蔵品の名品から-」
20/12/5(土)~21/1/24(日)
和歌山県立博物館
屛風は古くから調度品として用いられてきた。蛇腹状に折り曲げて立てめぐらせ、六つの面をもつものを二つで一組とする「六曲一双」を基本としながら、二曲や八曲などの形状や、対をもたない一隻で独立した作品となるものなど形式は様々。一隻を一続きの大きな画面として用いることもあれば、一扇ごとに異なる書画を貼りあわせて構成されることもある。ダイナミックなパノラマ、一隻、一扇ずつの対であることを生かした画面の対比、正方形に近い二曲屛風の構図など、折れ曲がり展開する屛風は私たちの目を楽しませてくれる。
このたびの展示では、和歌山県立博物館に収蔵されている屛風の中から物語、山水や和歌浦の景観、花木を描いた作品を中心に紹介。あわせて屛風と同じく対の美を楽しむ絵画や陶磁器も展示する。
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