人生タクシー

ベルリン映画祭金熊賞受賞のイラン映画

昨年逝去したイランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の愛弟子にして、世界三大映画祭を制覇したジャファル・パナヒ監督が贈るヒューマンドラマ。監督自身がタクシー運転手に扮し、ダッシュボードに据え置きしたカメラが、テヘランの街に暮らす乗客たちの人生模様をリアルに映し出す。2015年の第65回ベルリン映画祭では金熊賞に輝いた。

イランの首都テヘランの活気あふれる街を走り抜ける1台のタクシー。死刑制度について議論する路上強盗と教師や、金魚鉢を手に急ぐふたりの老婆など、個性豊かな乗客が乗り込んでくる。彼らが織り成す人間模様は、知られざるイラン社会の核心を暴いていく。

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