最高の人生をあなたと

笑い涙で描く還暦を迎えた夫婦の物語

『ぜんぶ、フィデルのせい』で鮮烈デビューを飾ったジュリー・ガヴラス監督の最新作は、“還暦“を間近に控え“最高の人生“を模索する夫婦の物語。『ブルーベルベット』のイザベラ・ロッセリーニと『蜘蛛女のキス』のオスカー俳優ウィリアム・ハートが、円熟の夫婦像をフィルムに焼きつけていて見逃せない。ビタースウィートな人間ドラマだ。

建築家として名声を博するアダムと妻のメアリーは、結婚して30年になる熟年夫婦。3人の子供たちも独立し幸せな生活を送っていたが、メアリーは夫の業績を讃える授賞式で“記憶の空白“を体験。それを機に、還暦を前に自分の居場所を模索するようになり……。

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