小企画展　生誕100年　菅井汲

2019年は菅井汲が誕生してから100年の節目を迎える。
神戸に生まれた菅井汲（すがい・くみ1919-1996）は14歳の時に芦屋に転居し、大阪美術学校で学んだ後、18歳の時に現在の阪急電鉄株式会社の事業部宣伝課に入社、グラフィックデザイナーとして活躍した。28歳の時に中村貞以に師事し日本画を学びながら画家を志す中、1951年に開催された第4回芦屋市展で芦屋市教育委員会賞を受賞、翌年フランスへと渡る。まもなく、叙情性やユーモアをもった繊細な作風が注目され一躍脚光をあび、画家として高く評価された。以降、没するまでの約40年間にわたりパリを拠点に制作を続け、欧米各地で展覧会や数多くの国際展に参加するなど、国際的な舞台に置いて第一線で活躍した。
この度、菅井汲の生誕100年を記念し、当館所蔵作品から菅井芸術の魅力を紹介する。
同時開催：第65回芦屋市展