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国谷隆志:Multidimensional

19/9/20(金)~19/10/6(日)

Gallery PARC|GRAND MARBLE

Untitled (Recipe #1) 2012 ネオンチューブ、変圧器、ガラス、鉄 サイズ可変

美術家・国谷隆志(くにたに・たかし/1974年・京都生まれ)は、『人間の空間への関わりにおいて、自分を取り巻く世界、物事についてのあり方を問うこと、さらに人はそれらとどのように向き合うのか』に関心を寄せ、鑑賞者に身体(肉体・主体)の「位置」への自覚を促すことを主眼に表現を展開させてきた。
国谷はおもにオブジェや彫刻を中心としたインスタレーションを作品として、展示空間を「場」へと変換する。その「場」は内包する鑑賞者に働きかけ、そこに時間・空間・鑑賞者を分断、あるいは再構築させることを促す。また、近年のネオン菅を用いた一連の作品は、光という現象による空間の変容だけでなく、文字を造形に、言葉を意味に解体・再構築する体験により、展示空間だけでなく、私たちの日常や社会構造をも「場」として眼差し、そこに内包される「私」という因子の座標や振る舞いに思考を巡らせるきっかけを与えてくれる。
本展「 Multidimensiona(l =多次元)」は、3フロアにわたる展示空間のそれぞれを、2階をX軸(水平)、3階をZ軸(奥行き)、4階をY軸(垂直)への意識を促す場として構成している。これらは私たちの三次元による認識を解体・再構築するように展開。また、変化する外光には、それら空間に流れる時間の存在をも感じることができるであろう。
しかし、私たちの認識し得る「場」は、こうした「三次元」「時間」といったものだけなのか。私たちはこれら比較的認識しやすい次元(dimension)を超えて、より多様で複雑な多次元の場に生きているのかもしれない。また、その多次元は数学的な空間としてだけではなく、私たちの想像や記憶、感性の広がる空間にも及ぶかもしれあない。
それぞれの次元の広がりに眼差しを引き込む国谷の作品を眺める中で、私たちは未だ不可視の異なる次元に触れ、その存在を感じることが出来るのではないだろうか。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、月曜日休廊

※金曜日は20:00まで
※10月5日は「ニュイ・ブランシュKYOTO 2019」参加につき22:00まで開廊

料金

無料

出品作家

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