日本フィルハーモニー交響楽団 第348回横浜定期演奏会<春季>
19/6/15(土)
横浜みなとみらいホール 大ホール
2019年は、日本フィンランド外交関係樹立100周年。フィンランドの血をひく創立指揮者・渡邉曉雄の薫陶のもと、日本フィルはフィンランドとは深い縁で結ばれてきている。そのDNAはオーケストラの中に現在も受け継がれ、現代のフィンランディア・インキネンにも共通するシンパシーとなって流れている。日本のオケで唯一、フィンランド人を首席指揮者にもつ日本フィルならではの、オール・シベリウス・プログラム。交響曲第5番はシベリウス自身の50歳を祝う祝典のために書かれた壮年期の楽曲で、フィンランドの自然と誇り高き精神を描いた、まさに記念事業にこそ演奏されるべき傑作。ソリストにはフィンランドの個性派ヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストを迎える。フィンランド人として初のシベリウス国際ヴァイオリンコンクールの優勝者となり、活躍のフィールドを拡げる彼と盟友インキネンが紡ぎだす“真のフィンランドの魂の音”に期待。
シベリウス:交響詩《フィンランディア》 op.26/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47/シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82