すずしい木陰
20/4/4(土)
K's cinema
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“ハンモックと女の子”をひたすら見つめた異色作
沖田修一監督の『キツツキと雨』などの脚本家で俳優でもある守屋文雄が、2016年のコメディ『まんが島』に続いて放つ監督作。通常の“ストーリー”らしきものはほとんどなく、木陰のハンモックで寝ている女の子の姿をひたすらカメラに収めた異色の一本だ。主人公の女の子を演じるのは、『ローリング』『まんが島』などの若手女優、柳英里紗。
あらすじ
うららかな日差しが降り注ぐ木陰に吊られたハンモックに身を横たえ、揺られているひとりの女の子。これといった出来事は何も起こらないが、次第に何かが起こっているようにも思えてくる。やがて女の子はうたた寝を始め、今日もまた日が暮れていくことになる。