小松美羽展 DIVINE SPIRIT ~神獣の世界~
19/9/14(土)~19/10/28(月)
富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館
《だれしも龍となる》 2018年
国内外で活躍する新進気鋭の作家・小松美羽の個展を開催。本展では、小松作品の真骨頂であり真髄でもある【DIVINE SPIRIT】(神性)をテーマとして、神の使いとも言われる龍などを表した神獣の世界を紹介する。
小松が創りだす作品の特徴は、力強く動きのある線描による躍動感にあると言えるだろう。さらに、迫力ある画面構図や強烈な色彩の組み合わせとも相まって、目に見えないはずの神獣たちは、まるで命を宿したように観る者を圧倒する迫力をもって立ち現れてくる。
希望や祈り、不安や迷いの気持ちを持ったとき、人は見えない何かの存在を切望することがあるが、小松の作品に向き合ったとき、鑑賞者それぞれの信じたいものへの関心はより深まることだろう。
関東の公立美術館での個展開催は同館が初めてとなる。この機会に、小松が精魂込めて表した作品を通し、祈りや想像から生まれる豊かな表現世界を楽しんでほしい。