妻の貌〈かお〉
09/7/25(土)
ユーロスペースにて公開
50年間、妻とヒロシマを見続けてきた男
広島在住の82歳の映像作家・川本昭人。長男の誕生を機にカメラを手にした彼は家族の日常をフィルムに収めるが、いつしかヒロシマという大きな歴史を映し出すようになる。本作は半世紀にわたってカメラをまわし続けてきた川本が、原爆症を宣告され死と向き合って生きる妻と家族を撮り続けた初の長編作品。家族の愛と歴史の証言が刻まれている。
川本昭人の妻・キヨ子は、原爆の被爆による甲状腺がんと診断される。大きな病を抱えながらも寝たきりの義母の世話をし、子どもを育て、日々の家事をこなす妻の日常を、ひとりの夫として、父として映し取っていく。
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