＜2021年は中止となりました＞入間川地区の八幡神社では、毎年9月中旬の土曜と日曜の両日、「八幡神社の鹿子舞（ししまい）」と呼ばれる獅子舞が奉納されます。維新政府により神仏分離政策が行われていた明治時代のはじめ、獅子は仏教に属するものであるとしてとがめを受けたところ、土地の機転者が「私のところは獅子ではなく鹿子である。鹿は神の使いである」といって禁を免れたという話が伝わることから、獅子舞ではなく“鹿子舞”と書くようになったとされます。奉納舞いの前と後に、次回の儀式が来年も必ずできるように約束する意味合いをもつ儀式の「各盞（かくさん）の儀」が行われるのも特徴のひとつです。江戸時代の正徳年間（1711～1716年）には行われていたとされ、狭山市の無形民俗文化財に指定されています。