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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

© Ryota Aoyagi / Courtesy of Gallery Koyanagi (日本語表記)撮影:三嶋一路 (英語表記)photo by Ichiro Mishima

青柳龍太 sign

19/8/3(土)~19/9/27(金)

ギャラリー小柳

「画家が色彩をキャンバス上に配置するように、僕は、色彩と形と質感を空間に配置して一つの景色を作りたい。」青柳龍太は2005年より、自らの感覚により見つけ出し収集したモノを、空間に精緻に配置するインスタレーション作品を発表している。陶器やガラス器、古道具、くたびれた布地、人形、用途のわからない異国の小品――青柳の審美眼により選び取られるモノは実に多種多様である。しかし、作られた時代も場所も目的も異なるその一つ一つが作家の手により組み合わされ再構成された時、不思議な調和と緊張感が空間にたちこめる。それはモノの宿命として人の手により世の中に存在し、数多の人の手を渡るうちに重ねられた記憶と時間の気配であり結晶であるかのようである。青柳はこれからも何者かが発する合図を、必然と偶然をはらんだ形あるものを、探し求めると同時に、その合図に気がつく人を待ち続けるだろう。
近年の主な活動としては、東京都内の個人宅の庭に掘られた防空壕で、青柳は9日間限りの展覧会を行った。すでに取り壊されることが決まっていた薄暗い地下空間に明かりを灯し、2015年と2016年に集めたモノをそれぞれの部屋に並べ、「この空間には争いがない/この部屋には壁がない」と書かれたカードを棚に立てかけて、作家は、あらかじめ約束した時間に集まった数名の鑑賞者を迎えた。美術批評家の椹木野衣氏はこの空間を「茶室」と評し、本質的に茶の精神を突いているとして次のように述べている。
“限られた時間と空間の中から主人の手で選び抜かれ、訪れを待つ「もの」は、招かれた客に絶え間ない問いを発する。しかし答えはない。そのことで見る者は、宙に吊られたかのように、自分が自分であるはずの居場所を失う。しかしその代わり、もうこの空間には争いがない。あらゆる由来と素性が無差別に共存するから、この部屋には壁もいらない。”(椹木野衣「青柳龍太「2015」「2016」展等価(ともしび)のための茶室」、『美術手帖』2017年3月号「REVIEWS 01」より一部抜粋)
本展では、ファウンドオブジェにより構成される新作のインスタレーションを披露する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00〜19:00、日曜・月曜・祝祭日休廊

料金

無料

出品作家

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