パチャママの贈りもの
09/12/19(土)
ユーロスペース
アンデスを越える旅は少年を大人に変える
南米ボリビア、アンデス山中の標高3600メートルの山地に暮らす少年の成長を描いた人間ドラマ。“パチャママ”とはインカ帝国の末裔に伝わる言葉で“母なる大地”の意味。アンデスを越える過酷な旅を経験する主人公の、“パチャママ”から得た生き方が観客の胸にも浸透し、静かな感動を呼び起こす。アンデスの美しい風景も忘れ難い印象をあたえる。
あらすじ
ボリビアの塩湖で塩の採取をしている家族。13歳のコンドリは、アンデスの山々を越えて塩を運ぶ、3か月に渡る父親の旅に初めて同行することに。塩を農作物に代えてもらい、雪山の厳しい自然と闘いながら、一行は旅の最終地で、祭りでにぎわう村に到着し……。