流〈ながれ〉

生命の営みを通して見えてくる人と自然の大切な結びつき

約10年のあいだ、神奈川県愛川町の中津川で生物保護と研究に取り組むふたりのお年寄りと、その周辺環境の変化を追ったドキュメンタリー。極めて局所的な活動に焦点を当てながらも、その活動と記録を通して人と自然との共生のありかたや、共生に必要なことなど普遍的なテーマを浮かび上がらせていく。個人の献身的な活動が実を結ぶ様は感動的だ。

神奈川県愛川町に住む古江啓蔵氏は絶滅危惧種“カワラノギク“の保護活動に取り組んでいる。また、斉藤和一氏は、同じ町で川の水性昆虫調査を行っている。そんなふたりの活動を通して、人と自然の関わり、そして共生のありがたさが浮き彫りになっていく。

すべての写真(11)を見る