大正ロマン・昭和モダンのイラストレーター 高畠華宵展 ―ジェンダーレスな まなざし―
21/7/3(土)~21/9/26(日)
弥生美術館
「少年の中には少女が、少女の中には少年がいる」とも評された両性具有的な人物画を描き、少年からも、少女からも、紳士淑女からも、熱烈な支持を得た高畠華宵(たかばたけ かしょう 1888-1966)。
大正・昭和初期の出版美術界で、華宵が唯一無二の存在感を放った背景には、彼が〈男性+女性〉としての心と眼を持つ人物だったことがあある。
世間の枠にとらわれず、自らの価値観と美意識を信じ、〈ありのままの自分〉を生きた華宵。
そんな彼だからこそ描けたボーダーレスな作品世界をお楽しみいただきたい。
華宵が手元に保管していたスクラップ帳から初公開する作品を多数含む。