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菅かおる個展 「光と海」

19/10/11(金)~19/10/27(日)

Gallery PARC|GRAND MARBLE

Origin(古代の記憶) 410×318mm  雲肌麻紙に岩絵の具・金泥 2018 mineral pigments and gold on Japanese paper

私たちが水面を覗くとき、そこに見えるものは光の届かない水底・水・水面・映る空・空気・降り注ぐ光の反射など、様々な要素であると言える。これらはいわゆるレイヤーといったもので整理・整合されるものではなく、ひとつの塊(空間)としてすべて在り、私たちの目の焦点や動き、光の変化によって「見える・見えない」の狭間を揺らぐ。これは水をモチーフとして、そこに在る空間・事象を描こうとする菅にとって、周囲の光や鑑賞者の動きに呼応して浮かび・沈む日本画材の特性は、まさにこの感覚を再現するにあたり適切なものであったといえる。
古来より日本画は、自然光や蝋燭などの限られた光源のもとに鑑賞されることを前提として、その画材や技術を深化させてきた。菅もこれに倣い、かつて蝋燭の灯のみで作品を鑑賞する機会などに取り組んできたが、本展はこうしたをさらに進化させ、様々な光と空間に作品を展開することで、絵に内在する様々な魅力を発見する機会として取り組まれる。
2期構成となる「光と海」は、第1期に真宗佛光寺派長性院、第2期にギャラリー・パルクを会場に展開する。宗教空間とギャラリーという属性の異なる空間に対して、作品はどのように作用し、空間は作品鑑賞にどのように作用するのだろうか。またギャラリー・パルクでは通常の美術照明とは異なる光源を用いることで、作品と光の関係性についても考察を深める。さらに、ギャラリー・パルクでの展示期間中、毎週金曜・土曜日の20時から22時まで「蝋燭の光による特別鑑賞」を開催する。また、本展企画:はがみちこ、出品作家:菅かおる、長性院副住職:佐々木暁一によるトークイベントを開催する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、月曜休廊

※金曜日は20:00まで

料金

無料

出品作家

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