アヴェティック

アルメニアに生まれ、ベルリンに亡命したＤ・アスカリアン監督の自伝的要素を取り入れた作品。主人公アヴェティックの望郷と現実をモチーフに、少年時代のアルメニアと現在のベルリンを交錯させ、トルコによるアルメニア人の大量殺人、アルメニアの自然、その自然の中での原初的なエロチシズムなどが、美しく官能的な映像で綴られていく。