眠れる美女

伊の巨匠監督が描く“尊厳死“と3つの物語

『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』で高い評価を得たイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が実際の事件を基に描き出す人間ドラマ。植物状態の娘を抱える家族、自殺願望のある女と彼女を救おうとする医師、そして植物状態の妻の介護経験がある国会議員とその娘という“尊厳死“を巡る3つの物語を通して、生と死の価値観を見つめなおす意欲作。

国会議員のウリアーノ・ベッファルディは、17年間昏睡状態の女性エルアーナ・エングラーロの延命措置続行の法案に賛成票を投ずるかどうか悩んでいた。彼には、妻の延命装置を停止させた過去があり、そのことが原因で娘マリアとの間に確執が生まれていた。

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