紅白梅屏風
20/2/4(火)~20/4/5(日)
玉堂美術館
「紅白梅屏風」は某家の祝事のために描かれたものである。
紅白梅のとり合わせには一家の繁栄と秩序を願う心があらわれている。
白花の老梅は堂々とした老木。
紅花の若木は一歩さがってつつましい。
そこには「梅の花は満開に描くべきではない。さびしい位が気品が感じられる」と常々語った玉堂の想いが伝わる。
卓越な技法を用いた幹も美しく力強い。
四十雀のたたずまいもこよなく愛らしく安らぎを覚える。
ここには人の世のあるべき姿と幸せがあらわれている。
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