さよなら、アドルフ

ナチスの子供たちの美しくて切ないサバイバル逃避行

オーストリアとドイツの合作として製作され、世界各地の国際映画祭で絶賛を浴びた子供目線の歴史ドラマ。第二次大戦終結直前のドイツを舞台に、ナチスの両親を連行されてしまった子供たちが、祖母の家に避難しようと900キロもの長旅に出る。信じていた価値観が崩れ去る時の心の揺れを、14歳のヒロインの眼を通して描いた痛切な感動作だ。

第二次大戦が終結に向かうドイツ。ナチスの両親が捕まって取り残された14歳のローレは幼い妹や弟を守って祖母の家に向かう決意をする。ナチスとわかれば危険に及ぶ道中で助けてくれたのはユダヤ人の青年だったが、ローレは差別意識と嫌悪感を拭い去れない。

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