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麒麟川島「神様は見てる」、テレビ千鳥「浦島太郎選手権」完全版配信開始

ナタリー

21/3/21(日) 22:55

テレビ千鳥「浦島太郎選手権」の生配信を終えた(左から)平成ノブシコブシ吉村、麒麟・川島、ロッチ中岡、千鳥。

「テレビ千鳥」(テレビ朝日系)初となる生配信ロケ企画「浦島太郎選手権」が去る3月13日に実施され、舞台裏の様子や反省会を加えた完全版が本日3月21日にTELASAで配信開始された。

「浦島太郎選手権」は、ロッチ中岡が番組に持ち込んだ昨年8月放送の「桃太郎選手権」同様、紙芝居を声色や抑揚といった読み方だけで面白くしようという企画の第2弾。前回同様、“家元”こと発案者の中岡と、千鳥、麒麟・川島、平成ノブシコブシ吉村という面々が再び顔を揃えた。

中岡が土下座する結果を招いた「桃太郎選手権」は数々のヒット企画を生み出す「テレビ千鳥」の中で“問題作”として注目され、川島ですら「すべて通用しなかった。(芸歴)1年目の気持ちを思い出した」と正解を見出せなかったハードな企画。しかし大悟は「生でやるならこれだなと思った」と直感的にリベンジを決めたといい、「編集で面白い感じでお届けされていたけど、ほんまは(実際に)吐きこそしていないけど血を吐いてた」「すべてがあの企画に入っていた。それを見ていただきたい」と、芸人のありのままを視聴者に届けたいという意図を説明した。

まずは試しに一度「浦島太郎」の紙芝居を思い思いの方法で披露し、それを踏まえて作戦会議する。一番手の中岡は「今日ここに1人も欠けずに来てくれたこと、感謝します」と丁寧に挨拶してからスタンバイ。顔も駆使しながら笑いを誘うが、9枚のうちのまだ1枚目で出し切った感が漂い始め、ノブは「死ぬど……!」と険しい道のりを案じ、川島は「喉が締まってんねん」と思うように声を出せないでいるさまを哀れんだ。続く川島は能のような動きで定位置につき、歌舞伎のように見得を切る。台を叩いて講談を思わせる演出も取り入れたが、周りからは「歌舞伎スベりが一番危険」「治らんかったら朝の帯(番組)もこれ(=歌舞伎風)でしゃべる」「伯山スベりも怖い」と嘆き声が。一同は「かぶいたら終わり」という結論を導き出し、川島が払った犠牲を無駄にはしない。

「この企画にしか呼ばれない」という吉村は“破天荒”と呼ばれるだけあるその底力を存分に発揮。首をひねるばかりだったスタジオに活気を取り戻す。ヒヤヒヤする瞬間もそのまま映し出す生配信ならではの醍醐味にノブも興奮。登場時から“クラウチングドーピング”を犯した大悟は川島いわく「非常にマズイ」状態に入ってしまい、「アイーン!」に頼って強制終了となった。咎められるも「『アイーン』せんかったら死んでたもん」と言い訳し、額からはしたたるほどの大汗が。その後、川島と中岡がハモってみたり、観客サイドの芸人が面白い顔をしたり、さまざまな作戦を一同で模索した。

試行錯誤を経て、フルパワーこそがこの難題を解く鍵だったと理解した一同は、さっそくセット裏へ行って準備。画面から誰もいなくなってしまうため、自分は参加せず、メンバーが扮装やメイクする時間を稼ぐと言い出すノブを、中岡は「やったほうがええ! 後悔すると思うで」と説得し、一緒に連れていった。配信画面には誰もいないセットが映し出され、「行ける行ける!」「あんまりやなって思った瞬間負けるよ!」と鼓舞し合う声や、「最高だなあ!」「お笑いしてるなあ!」という貴重な音声に視聴者は期待を高めながら待機した。

最後の挑戦を終えた大悟は「お笑いって1人でやってないですよね」と協力しあって笑いを生み出した激闘を振り返りしみじみ。狙ったわけではなく、あれしよう、これしようともがいたからこそ起こった奇跡に、川島は「神様は見てる」とうなずいた。一同はそのままスタジオにへたり込んで反省会へ突入。時勢的に打ち上げができないことを口惜しがりながら、健闘を称え合った。

TVer、TELASAではこの生配信のアーカイブ映像を公開中。どんな結末になったのか、彼らの勇姿を確かめてみては。

(c)テレビ朝日

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