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ジャニーズWEST、『ジャニーズソング大会議』で大盛り上がり 7人揃って初生放送の『ANN』を聴いて

リアルサウンド

20/6/17(水) 6:00

 ジャニーズWESTが、6月13日『ジャニーズWESTのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)と題して、7人揃っての初生放送を繰り広げた。

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 開始早々「改めまして、こんばんはジャニーズWESTの重岡大毅です!」と気合たっぷりの挨拶をした重岡。だが、“第一声で改めまして?”と多くのリスナーがキョトンとしたに違いない。一瞬「?」という間があり、メンバーからも「重岡さん?」「たぶん台本が違います」「ちょっとやめてー」と総ツッコミが入る。重岡も「まさかやけど、俺の台本、下の方に“2P”って書いてある」と白状。ナチュラルにボケをかます重岡、それをツッコんで笑いに変えていくメンバーという、チームワークの良さを見せつける形でスタートした。

 全員が関西出身で、日頃のトークも笑いにあふれる彼ら。関西ジャニーズJr.時代から、ラジオを手がけてきたものの、7人全員での生放送は初めてのこと。重岡の「改めまして」ハプニングに加えて、神山智洋の進行をみんなで応援してなかなか進まないなど、生放送ならではのワチャワチャでリスナーを楽しませてくれた。なかでも、大いに盛り上がったのが『ジャニーズソング大会議』のコーナー。テーマにピッタリな楽曲を7人で話し合って決めていこうというコーナーだ。

●中間のプレゼンがインパクト大なスマイルソング
笑顔になれるスマイルソングというお題で、各メンバーが選んだ楽曲は以下の通り。

重岡大毅→SMAP「ありがとう」
桐山照史→慎吾ママ「慎吾ママのおはロック」
中間淳太→Sexy Zone「バィバィDuバィ~See you again~」
神山智洋→TOKIO「花唄」
藤井流星→SMAP「オリジナルスマイル」
濵田崇裕→関ジャニ∞「ズッコケ男道」
小瀧望→King & Prince「シンデレラガール」

 「ありがとう」っていい言葉だから、「おはー!」って小さいころに歌った思い出があるから、新型コロナウイルスの影響で今年は春を楽しめなかった「花唄」で春を感じられるように、世界中が幸せになってほしいから、バイタリティこそが男道っていうフレーズが何よりもカッコいいから、King & Princeの眩しい感じがこっちまでハッピーにしてくれる……と、それぞれ思い入れたっぷりにプレゼンするなか、中間だけが「我々ジャニーズWESTの『ズンドコパラダイス』に次ぐ意味不明ソングですよ」とキレッキレのコメントを披露。

 これにはメンバーも「ちょっとちょっと!」「Sexy Zoneやから成り立ってんねんな」と慌ててフォローを入れるのだが、「歌詞を聞いたところ、あんまり意味も感じないです。そう、ジャニーズが誇るトンチキソング!」と中間の力説は止まらない。「あいつむちゃくちゃ言う」と思わず吹き出すメンバーたち。

 7人が選曲した中から実際に流す1曲を決める流れになると、神山のプレゼンが秀逸だったと一同。だが、中間のプレゼンのインパクトがあまりに強かったせいで「ちょっと『バィバィDuバィ』聞きたくなってきた」という声も。すると、中間が畳み掛けるように「俺を信じて『バィバィDuバィ』行かない? みんなハッピーになれるよ」と誘う。「今の誘い文句、気味悪かったな(笑)」と喜ぶ重岡。

 このおもしろ流れをジャニーズWESTが活かさないはずはなく、そのまま「バィバィDuバィ~See you again~」がスマイルソングに決定した。そして、曲を聞き終わった藤井が「ドバイにまた来るねってことでしょ? 夢の国、楽園にまた行くぜって。意味はわかりましたよ」と冷静に答えているのもまたシュールで笑いを誘った。

●ジャニーズWESTの隠れた名曲がエールソングに
 続いて、背中を押してくれるエールソング。7人がそれぞれ選んだ楽曲は、こちら。

重岡大毅→ジャニーズWEST「ええじゃないか」
桐山照史→すばるBAND「ONE」
中間淳太→SMAP「がんばりましょう」
神山智洋→ジャニーズWEST「アンジョーヤリーナ」
藤井流星→嵐「きっと大丈夫」
濵田崇裕→TOKIO「自分のために」
小瀧望→嵐「GUTS!」

 あまりにも先程のプレゼンが印象的だったので、中間に「『バィバィDuバィ』じゃないの?」と絡むメンバーたち。すると中間は「ドバイの観光大使、違いますよ」と切り返し、さらに「石油出たら教えて」とかぶせてくるメンバー……そんな小気味良いテンポで会話のキャッチボールを見せてくれる。どこに上がったボールも誰かが必ず拾ってくれる信頼と、ちゃんと笑いになるようにみんなでボールを回していく愛情深さが、ジャニーズWESTのトークだ。

 そんな「ワチャワチャしてるジャニーズWESTも、こういう曲が歌えるというのは知ってほしい」というのが、神山の推した「アンジョーヤリーナ」。関西弁の「あんじょー」という言葉と、「やりーな」を組み合わせた「アンジョーヤリーナ」は、「うまいことやりなさいな」という意味を持つ。身体も心も踊りだすようなお祭りソングが多いジャニーズWESTの中で、心にジワッと温かいものが広がるような歌詞が特徴だ。もがきながらも一生懸命生きる人に「進め」と、まさに背中を押してくれる応援ソング。神山も外出自粛期間中にずっと聞いていたというこの曲がエールソングに決定した。

 「アンジョーヤリーナ」を聞いたリスナーから、「SMAPの『オレンジ』のような隠れた名曲になる」というリアクションが届き、即座に重岡が「隠したつもりなかったけどな」と照れ笑いしながら切り返すのも、また生放送ならではのコミュニケーションだ。また、「『バィバィDuバィ』じゃないのか」と引き続きイジるリスナーのメールにも、笑いが巻き怒った。

●最終的にじゃんけんで決めたチャンスソング
 続いて、チャンスソングの話題になると、なんと3ペアもできるほどかぶりが発生。

重岡大毅&桐山照史→ジャニーズWEST「Big Shot!!」
中間淳太→少年隊「Gamble Guy」
神山智洋&濵田崇裕→関ジャニ∞「LIFE~目の前の向こうへ~」
小瀧望&藤井流星→TOKIO「宙船」

 「Big Shot!!」はジャニーズWESTが『FIVBワールドカップバレー2019』のスペシャルサポーターを務めたときのテーマソングとなった曲。海外の選手にも「Big Shotボーイズ」と呼ばれるなど、覚えてもらって嬉しかった思い出を語る重岡。桐山もグループにとって「ターニングポイントの場所だった」と振り返る。

 一方、「Gamble Guy」を選んだ中間は「ギャンブルにかけた歌なので、運が回ってきそう」と独自のセンスをまたもや披露。

 そして、関ジャニ∞を敬愛する神山と濵田は「LIFE~目の前の向こうへ~」の“~目の前の向こうへ~”をつけたのが、渋谷すばるだったという豆知識も披露。

 さらに、「中島みゆきさんの独特な言い回しと長瀬くんの力強いボーカルも身体の芯にパワーを貰える」と力説する小瀧と、学生時代に自転車のかごに携帯を入れてかけていた(それをカッコいいと思っていた)という藤井。

 ここは話し合いではなく、じゃんけんで勝敗を決めることに。すると藤井が勝利を掴んだのだが、ここぞというタイミングで曲名が出てこず「藤井が勝ったということは、あれです」とポンコツっぷりが露呈。もちろんリスナーからの「え、『バィバィDuバィ』じゃないんですか!?」とイジリもまだまだ続く。

●何が正解か議論を醸し出した、ギンギラギンに聞きたい曲
 続く「ギンギラギンに聞きたい曲」というテーマに、メンバーは大混乱。「ギンギラギンに」と言われたら、ジャニーズを知る誰もが「さりげなく」と言いたくなってしまうもの。当然のごとく、重岡&神山&濵田&藤井&小瀧の5人が近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」をセレクト。

 だが、桐山は「これを踊ってるときはギラギラしているから」とタッキー&翼の「REAL DX」を、そして中間は「オーディションのときの楽曲だった」とKinKi Kidsの「Happy Happy Greeting」と、独自の選曲を披露した。

 ジャニーズの常識を貫くべきか、あるいは個人の思い出エピソードを踏まえた回答をするべきか、悩ましいところだが「ギンギラギンって単語はマッチさんが著作権を持ってるようなもんや」と、今回はセオリー通り「ギンギラギンにさりげなく」に決定した。もちろん「バィバィDuバィ」もギンギラギンだが。

●リラックスと笑いはセットなジャニーズWEST
 そして最後のお題は、1日の終わりに癒してくれるリラックスソングだ。

重岡大毅→ジャニーズWEST「to you」
桐山照史→SMAP「オレンジ」
中間淳太→ジャニーズWEST「I got the FLOW」
神山智洋→ジャニーズWEST「ホメチギリスト」
藤井流星→SMAP「セロリ」
濵田崇裕→SMAP「夜空ノムコウ」
小瀧望→嵐「果てない空」

 重岡が推した「to you」は自ら作詞作曲を手がけた思い入れのある楽曲。この数年間で経験した“別れ“をテーマにしており、悲しい知らせは突然来るけれど、思い出し笑いをしながら、また会えるのを楽しみにしようという重岡らしいハートフルな1曲。1日の終わりに、ピースな気持ちになれるのは、まさにリラックスソングだ。

 そして、桐山が選んだ「オレンジ」は、先述したとおりSMAPの隠れた名曲としてあまりにも有名。木村拓哉が歌う〈その日まで〉の“ま~で~“の伸びやかな歌声が気持ちいいと熱弁。さらに藤井選曲の「セロリ」、濵田推薦の「夜空ノムコウ」と、「SMAPソングは名曲ぞろい」と大いに盛り上がる。

 ちなみに、中間は今回も独特なプレゼンで笑いをさらう。「I got the FLOW」が「上がった風呂~」と風呂から出たタイミングでどうしても言ってしまうという、まさかの空耳を披露。確かに、今夜からは風呂上がりに思い出してしまいそうだ。

 これほどSMAPソングが出たということで、この中から決選投票をすることに。そして「オレンジ」に決定。さっそく、楽曲が流れると「なんか聞き入ってもうたわ~」と、話し方まで穏やかになる7人。やはり、リラックス効果絶大だ。そんな風に話していると、例の〈その日まで〉が近づく。桐山が「“まで”くるよ! ちょっと静かにしてもらっていいですか? くるよ!」と聞き耳を立てる。いよいよ、というタイミングで、一斉に「ま~で~」と歌うメンバー。名曲とは、こんな風に聞いているうちに、思わず歌いたくなる曲なのかもしれない。その歌った瞬間の幸せな空気そのものが、いつかの自分を励ます宝物になる。ジャニーズWESTが今回紹介してくれた楽曲を聞きながら、この放送で味わったハッピーな時間を繰り返し思い出していきたい。(佐藤結衣)

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