又吉直樹の妄想恋愛エッセイを映画化した『僕の好きな女の子』が8月14日に公開されることが決定し、予告編とキービジュアルが公開された。

参考：渡辺大知が語るジャームッシュと『パターソン』　「生きていること自体が映画になってしまう感覚」

　本作は、又吉の原作を、新進気鋭の劇作家・玉田真也が映像化した、純粋な男の子目線の等身大で非キラキラ系の恋愛映画。主人公の加藤を渡辺大知が演じ、本心がつかめないヒロイン・美帆役を奈緒が務める。また、美帆の恋人役で出演する仲野太賀や、玉田監督と共に演劇で活動しているキャストたちが脇を固める。

　公開されたポスターでは、渡辺演じる加藤と奈緒演じる美帆のまるでカップルのような姿が切り取られながらも、「今突然、好きだと伝えたら、キミは何て言うだろう」とコピーが添えられている。

　公開された予告編の冒頭で「ちゃん加藤！」と、ニックネームで呼びかける美帆は、加藤に笑いかけ、加藤はそんなミホに振り回されている様子。だがある日、「好きな人できたの？」という加藤の問いかけに、「うん」と答えられてしまう。友人からはミホのことを「ビッチだ」などと言われるが、「ふたりの間でしかしない振る舞いがあるんだよ」などと言う加藤。好きなのに、伝えることでこの関係が崩れてしまうなら……と戸惑い、気持ちを我慢する加藤との姿が映し出されている。（リアルサウンド編集部）