映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の本編映像が公開された。

10月9日から公開される同作は、斎藤真理子による日本語訳本が累計発行部数16万部を記録したチョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』を実写映画化するもの。韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である「ジヨン」という名を持つ平凡な女性の少女時代から、結婚、出産に至るまでの人生を通して女性が負う重圧と生き辛さを描く。育児と家事に追われ、ある日から他人が乗り移ったような言動をするようになるジヨン役にチョン・ユミ、その夫デヒョン役にコン・ユがキャスティング。

本編映像では、正月に夫の実家に帰省したジヨンが1人台所に立ち、義理の母への気遣いに疲れている様子や、エプロンを脱ぎ、「奥さん、うちのジヨンを実家に帰してください。お正月に娘さんに会えてうれしいですよね？私も娘に会いたい」「義姉の料理まで用意させて、ジヨンが気の毒です」とジヨンの母親のような口ぶりで義理の母に言い放つジヨンの台詞、その言動に戸惑う義理の母の表情などが確認できる。