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失血による猟奇殺人の真相とは…日中合作サイコサスペンス「心魔師」公開

ナタリー

18/6/28(木) 13:00

「心魔師」

日中合作映画「心魔師」が10月27日に公開される。

「心魔師」は血液凝固を止める薬品ワーファリンを注射し、失血死させるという猟奇殺人を巡るサイコサスペンス。不眠症の刑事・今村修平は捜査のため被害者が通っていた精神病院を訪れ、入院患者や医師たちに疑惑の目を向けるが、時を同じくして新たな死体が発見される。

中国のプロデューサー・劉雨星が長年温めてきた企画をもとにした本作。「劇場版ほんとうにあった怖い話2016」の今野恭成が監督を務めた。今村を生津徹、今村が精神病院で出会う患者・安藤夕子を真崎かれんが演じ、阿部翔平、小橋めぐみ、柳憂怜、竹中直人らがキャストに名を連ねている。

生津は「この作品で、“人”というものの、“心”というものの怖さを、ゾクっとするくらい感じました」とコメント。真崎は「夕子は病院の中でずっと暮らしています。孤独だろうなと思うけど、それを表面には出さず、会う人たちみんなに嬉しそうな態度で接するところが私は好きです。でもそれが逆に可哀想だなと思ったりもします。私はそんな夕子が悲しいなと思いながら演じました」と撮影を振り返っている。

「心魔師」は東京・新宿シネマカリテほか全国にて順次ロードショー。

今野恭成 コメント

思いがけず中国の方々と映画を制作することになりました。日本の片田舎で起こる連続殺人事件を自由にアプローチをさせていただき、感謝しています。小道具の一つ、画の色の一つにいたるまで、二つの文化が溶けあった奇妙な映画を楽しんでもらえればと思います。

生津徹 コメント

この作品で、“人”というものの、“心”というものの怖さを、ゾクっとするくらい感じました。やっぱり、どこかで人って人を必ず求めて、それが意識的であれ、無意識であれ、そういう“人と一緒にいる”ってことはすごく大切なことだなって思いました。それは今村にとっては夕子。夕子にとっては今村。それは決して恋人とか家族とかではないけれども、ある人がいることによって、人間は“ああ生きていけるんだな”っていう事を演じながらすごく感じました。

真崎かれん コメント

私が演じた夕子は病院の中でずっと暮らしています。孤独だろうなと思うけど、それを表面には出さず、会う人たちみんなに嬉しそうな態度で接するところが私は好きです。でもそれが逆に可哀想だなと思ったりもします。私はそんな夕子が悲しいなと思いながら演じましたので、そういったところを観て頂けたらと思います。そしてこの映画はあまり説明的なところが無いので、観た人はそれぞれ違う捉え方をすると思います。なので、観終わった後にみなさんで話してもらい、それぞれの違った感じ方を楽しんでもらえたらと思います。更に二度観るとまた違うと思います。

柳憂怜 コメント

この「心魔師」という映画は、中国のプロデューサーが温めていた企画を日本を舞台にして日本人の若い監督とスタッフやキャストたちとで一緒に作りました。でも、国はどこであろうとも関係無く、いろいろなことにチャレンジし、前に進もうとあがいている、そんな人たちが集まって作った作品です。そんな映画がどんなふうにお客さんの目に届くのか、どんな結果をもたらすのか、どんなふうに広がって行くのかが楽しみです。そしてこの作品をスタート地点として今後スタッフやキャストのみんながどう活躍するか期待したいです。

阿部翔平 コメント

私は谷という医師がよくわからないまま演じました。谷の人となりがよく見えないというか、現実感が薄い人というか。だからあまり現実的にみえないように演じました。自分ではそのアプローチが良かったのかどうかですら、まだわかっていません。ただただ今野監督の指示のもとこの役を全うしました。観た人から「谷っぽい」「谷っぽくない」と言われたら、どちらも「そうかも」と思うし、良いと思ってくれるのなら「どこが良い?」と逆に聞いてみたいです。出来上がった映画を観ると谷が作品の雰囲気に溶け込んでいて非常に心地よい気持ちになりました。

(c)2018索斯光影(北京)影視文化伝媒有限会社

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