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深川麻衣の、マイペース語り

#私の“おもいで”を振り返る

隔週連載

第7回

こんにちは!深川麻衣です。皆さん、コメント欄やSNSに映画『おもいで写眞』の感想をたくさん書いていただきありがとうございます。やっぱりそれぞれ色んな感想があって「あ~やっぱりそう思うよね」とか「そんな受け取り方もあるんだなぁ」とか、一つ一つ楽しく読ませていただきました。

特にうれしかったのは「この映画をきっかけに親に電話をしました」「映画を見て、カメラを始めてみました」など、何か行動に移してくれた方がいたこと。そうやって、この映画が皆さんにとって何かアクションをする後押しになれたんだなって思うと、すごく感慨深く、私自身の励みにもなりました。ありがとうございます!

これから見る予定だよって方も、ぜひぜひ感想やつぶやきなど、コメント欄に書き込んでいただけるとうれしいです。

#小さいころ
-兄弟ゲンカがたえない日々-

さて今回は、映画『おもいで写眞』の“おもいで”にちなんで、私の小さいころの思い出話をしてみたいと思います。皆さん小さいころの思い出って何歳くらいから覚えてますか? たまに、お母さんのお腹の中にいた記憶があるよって方もいますよね、私はいつだろう……すごく小さいころの記憶はあまりないかも。覚えている最初の記憶は、小学校に入学する前後の5~6歳くらいからかな?

そのころハマってたのがテントで寝ること! テントと言っても本格的なものではなくて、小さい子ども用のテントなんですが、そこで寝るのが小さいころの謎のマイブームでしたね(笑)。いつもは、普通に二段ベッドで寝ていて、お兄ちゃんが下、私が上。そのころってお兄ちゃんのすることは真似したい年頃じゃないですか。「お兄ちゃんがテント寝るなら私も!」「でも寝るなら一人がいい!」ってごねてたのも思い出です。

兄とは2歳差でそんなに離れてないから、昔はよく兄弟ゲンカしてたなぁ……。今思うときっかけは本当に些細なこと。私たちは2人ともゲームが好きだったので、スマッシュブラザーズをよく一緒にやってたんですが、お兄ちゃんは優しいからどこか手加減してくれるんですよ。今思えば良い兄なんですが、そのころの私は「わざと手を抜かれるのがくやしいーー!」って機嫌が悪くなってケンカ(笑)。もちろん今は全くケンカなんてしませんが、小さいころは勝負事で兄に負けたくなくて、いつも悔しがってましたね(笑)。

よく友達と木登りもしました。学校の校庭の木に登ったりして、結構野生児だったと思います。お家で遊ぶのも好きだったけど、外で遊ぶのも大好きで。いつだったか、冬に風邪をひいて学校を休んだ日に、雪が降ってきたのがうれしくて、ついつい勝手に外に出て遊んでしまって親に叱られたこともありました(笑)。静岡は全然雪が降らないから、大人になった今でも、雪を見るとテンションは上がります(笑)。

#小学校のころ
-人前に立つのがとにかく苦手!-

小学校のころは……本当に緊張しいでしたね。基本は今とあんまり変わってないんですけど、昔の方がもっともっと緊張しいでした。本当に人前に出るのが苦手で……。学級委員なんてもってのほかだし、何か目立つことをするのが恥ずかしくて好きじゃなかったんです。

まず、そのころは授業中に手を挙げて発表するのが苦痛も嫌でした(笑)。先生に当てられるのも緊張して……。「どうやったら当てられないで済むかな?」って考えて、結果頼ったのがおまじないの本(笑)。『鉛筆2本をクロスして×を作って机の右上に置く』っていう先生にあてられないおまじないを本気で実践してました。でもこれが効いてたかどうかは謎です(笑)。

年に何回かは、みんなの前に出て何かを発表しないといけない時間とかもあるじゃないですか。そんなときはもう大変! お腹が痛くなるし、足もちょっと震えるし……。そんな感じなので、小学校のときは芸能界とか人前に立つ仕事なんて考えもしなかったですね。TVとかに出てる人を見ていても、遠い世界だと思って見ていました。こういうお仕事に就く方って、小さいころから活発で人前で喋るのが得意、昔から目立つのとか好きって言うイメージがあると思うんですけど、私の場合はもう真逆中の真逆。

あと、ディズニーランドに行った時、小さい頃だとダンサーのお姉さんたちが「一緒に踊ろうよー!」って言ってくれたりするじゃないですか? そういうときも、他の女の子たちは一緒に参加して楽しそうに盛り上がってるのに、私は「恥ずかしい……」ってモジモジしてダンスに参加する勇気がなかったですね。だから、小さいころの私を思い出せば思い出すほど、今このお仕事に就いているのが何だか不思議だなって思います。

#中学校のころ
-ついにオシャレに目覚める-

中学校に入ったころぐらいかなぁ、少しずつファッションとか美容にも興味が出てきました。でもあくまで中学生なりの……って感じなので、雑誌に載っているファッションやヘアアレンジを少し真似して取り入れる程度。でも中学入学を境に、少しずつオシャレに目覚めていきましたね。

そのころどんな格好してたかなぁ? 昔の方が好きな系統が定まっていなかったかも。可愛いワンピースやスカートも好きだったし、デニムとかカジュアルな洋服も好き、あれもいいなこれもいいなーと思いながら、色んな服装を雑誌を見ながら真似してました。色々試してみたい年頃でしたよね。

ただ中学校が厳しい学校だったので、学校帰りの寄り道や買い食いとかも禁止。もちろんカラオケなどもNGなので、大体は友達の家で集合しておしゃべりしたりゲームしたりが多かったかな。こっそりとコンビニで寄り道して帰ったこともあったけど、もう毎日お腹が空きすぎてたので、まずは家に直行してインスタントラーメンを作って食べてから、友達の家に行く! みたいな中学生でした。

そういえば、中学校では人生で初めて好きな人に告白をしたんです。その辺の詳しい思い出話はまた後日……

#本と雑誌

中学生の頃から大好きなイラストレーターおおたうにさんの本です。
本棚が小さいので、入りきらない分は実家でも保管していてまだまだあります。
何年経っても読むたびにうきうきする本です!

雑誌も買ってました。初めて買ったのが中学1年生のころ。最初に買った雑誌は今でも覚えていて、そのころ人気だった、ピチレモン。誌面内で同年代の子が大活躍してるのを見て「すごいなーかわいいなー」ってモデルさん達に憧れを持ったのを覚えています。

小学校のころはマンガ雑誌しか読んでなかったので、ファッション雑誌を買うっていう発想には全然至らなかったんですよね。中学生で初めてオシャレに興味がでてきて、雑誌を読むようになったことで、少し大人に近づいた気がしてたなぁ。今でも雑誌はたくさん見るけれど、「一番最初に読んだもの」って今思い返しても特別ですよね。

皆さんは初めて買った雑誌って覚えていますか?
大人になると初めてのことって少なくなるので、まだまだ未経験だらけの学生時代って思い出深いですよね。皆さんも、これをきっかけに昔の自分を思い出してみるのも、ほっこりといい時間になると思いますよ。

ではまた~👋

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プロフィール

深川麻衣(ふかがわ・まい)

1991年3月29日生まれ。静岡県出身。O型。
2011年に乃木坂46の第1期生として活動をスタート。その後2016年、女優業に専念するためグループを卒業。NHK連続テレビ小説『まんぷく』『日本ボロ宿紀行』『まだ結婚できない男』をはじめとしたドラマ、『愛がなんだ』、『空母いぶき』『水曜日が消えた』など映画作品にも多数出演。初出演にして初主演を果たした映画『パンとバスと2度目のハツコイ』ではその演技が評価され、第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞。次回作の2021年1月29日公開予定『おもいで写眞』では、夢に破れ東京を離れた後、地元で“遺影写真撮影”という新たな仕事を通して成長するヒロイン、結子を熱演する。

深川麻衣 official web site
https://fukagawamai.com/

撮影/高橋那月、取材・文/滝紀子、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/小澤 麻衣(モッズ・ヘア)、スタイリング/樽山リナ、衣装協力/ニット¥27,000/nicholson&nicholson(ナカガワ)、デニム¥24,800/brassband(リアルスタイル)

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