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清水尋也主演「青い、森」が公開決定、共鳴した原田郁子がエンディング曲提供

ナタリー

20/10/8(木) 18:00

「青い、森」ポスタービジュアル

清水尋也の主演作「青い、森」が11月6日より東京・UPLINK吉祥寺、京都・UPLINK京都ほか全国で順次公開される。

第2回未完成映画予告編大賞での受賞をきっかけに生まれた本作。映像作家の井手内創と「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也が共同制作した予告編が平川雄一朗賞とMI-CAN男優賞(野川雄大)に輝き、本編が製作された。

幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖父も失った主人公・波は、志村と長岡に出会い心を通わせていく。高校最後の思い出として3人はヒッチハイクの旅に出るが、波が忽然と姿を消してしまう。清水が波に扮し、志村を「人狼ゲーム マッドランド」の門下秀太郎、長岡を「朝が来る」の田中偉登が演じた。

エンディングテーマを提供したのは、「星降る町の映画祭 2018 with CINEMA CARAVAN」で上映された本作のショートバージョンに共鳴した原田郁子(クラムボン)。YouTubeでは予告編が公開中だ。

清水は「井手内監督と内山監督が描いた物語に、いかに命を吹き込む事が出来るか奮闘する毎日でした。色々な事が起き、変化が訪れている昨今ですが、そんな毎日に少しでも意味を与えられるような作品になっていると思います」とコメントしている。井手内、内山、清水、原田のコメント全文は以下に記載した。

井手内創 コメント

二十歳の頃、代々木公園近くの家に集まっては夜中まで撮影を繰り返していた。
電気もガスも止まった真冬の家ではダウンは必須、朝起き目を開けると横たわるソファーには霜が降りている。
八年が経ち、この映画も僕自身もまるっきり姿を変えた。
あの日を共に過ごした仲間とも既に連絡を取る事もない。
あいつ、どうしてんのかな。
「時には昔の話を」を聴く。
それでもあの部屋の寒さを思い出す事は出来ない。
どうしたものか。
あいつ、この映画観に来てくれんのかな。

内山拓也 コメント

この映画の原点は、およそ7年前、右も左も分からぬまま脚本を書き、
友人達を集めて井手内と映像を作り始めた自主映画です。
結果的に頓挫した企画を再び掘り起こし、「青い、森」として息を吹き返しました。

あの時から僕らはずっと喪失を抱えていて、時代は今を生きる私たちから奪い続けています。
この事実に直面する現在、大切な人に会える日々の豊かさに寄り添い、
その未来の一助になることを願っています。

清水尋也 コメント

星降る町の映画祭での上映から、約2年。
こうして劇場のスクリーンで皆様にお届け出来る事が無事決定し、とても嬉しい気持ちで一杯です。
井手内監督と内山監督が描いた物語に、いかに命を吹き込む事が出来るか奮闘する毎日でした。
色々な事が起き、変化が訪れている昨今ですが、そんな毎日に少しでも意味を与えられるような作品になっていると思います。
波が何を見て何を感じ、そしてそれを追い求める2人の若者の拙くも賢明な姿を、是非劇場でご覧下さい。

原田郁子(クラムボン)コメント

いなくなっても、いるということ。生き続ける、ということ。人と人の距離。計り知れない、それぞれの、こと。

何度も何度も繰り返しみたラストシーン。森の奥へ分け入って、さらにその先へ誘うような、サウンドスケープをつくれたらと思いました。

この映画から生まれた曲。
よろしくお願いします。

(c)2020オフィスクレッシェンド

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