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乃木坂46 久保史緒里、中元日芽香から受けとったバトン 先輩メンバーとしての成長を紐解く

リアルサウンド

19/3/3(日) 7:00

 乃木坂46の久保史緒里が、2018年9月にグループ復帰してから目覚ましい活躍を遂げている。その成果が目に見えて現れたのが、乃木坂46が2月21日から4日間に渡り開催した『乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE』だった。最終日に西野七瀬の卒業コンサートを含む今年のバースデーライブは、2年ぶりに全曲披露というテーマに立ち返りながら、3期生を新たな軸に、そして『お見立て会』から約3カ月の4期生が各日に登場するなど、その光景は新たな時代を予感させるものだった。

参考:乃木坂46 久保史緒里、全国ツアー宮城公演で涙の復活 サプライズ登場で起こったドラマを振り返る

 西野を筆頭に、この7年間で乃木坂46も多くのメンバーがグループを卒業していった。そのためシングル曲だけでなく、ユニット曲の多くのポジションに穴が空いている。その穴を埋める一翼を担ったのが3期生だ。筆者は、2日目と最終日のバースデーライブを観た。山下美月や梅澤美波などは多くの楽曲でセンター、フロントに抜擢されていたが、乃木坂46の歴史を振り返る中で、特定のメンバーにしか務めることができない“椅子”も確実にあった。

 そう感じたのが、最終日に久保がセンターを担当した「君は僕と会わない方がよかったのかな」(以下、「君僕」)。この曲は最初期よりアンダーライブを牽引し、2017年に卒業した中元日芽香がセンターを務めていた楽曲で、 東北アンダーライブを観て乃木坂46に入ることを決めた久保にとっては思い入れのある1曲だ。プライベートで中元、卒業生の伊藤万理華といったアンダーの礎を築いた先輩からも慕われる久保は、2018年10月に「リスタート」と題した日記に「自分のために、叶えたいと思えた夢。いつか叶えられるといいです。」と記していた。(リスタート | 乃木坂46 久保史緒里 公式ブログ)その夢というのが、ライブで「君僕」を歌ったことを中元に伝えること。結果、久保は中元のサイリウムカラーであるピンクに染まる京セラドーム大阪で、センターに立った。涙で瞳を潤ませ、微笑みを浮かべた表情が彼女の心情を伝えている。久保が楽曲ボードの「君僕」に記した「大切な人に届きますように」という願いは、きっと叶っていることだろう。

 さらに、2日目には中元がセンターだった「不等号」を久保が決意に満ちた表情で披露していた。この抜擢に誰もが納得するのは、2018年12月に武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催されたアンダーライブでの久保の活躍があったからだ。中でも、同公演で伊藤かりん、伊藤純奈と共に歌唱した「私のために 誰かのために」は、久保が落ちサビから大サビにかけて一人主メロから外れフェイクをかけていくという圧倒的な歌唱力を披露するもの。会場を完全に飲み込むその歌声、曲が終わった後に生まれた乃木坂46のコンサートで味わったことのない空気感は未だに忘れられない。久保の歌唱力は以前より絶賛されていたが、最近でも歌唱シーンの多い舞台『ザンビ』や、バースデーライブでも乃木團の新メンバーとして伊藤純奈と共にボーカルに抜擢されるなど、活躍の場は広がり続けている。

 今年1月からはLINE LIVEにて冠番組『乃木坂46・久保史緒里の乃木坂上り坂』がスタート。『乃木坂46時間TV』での企画「久保史緒里の『ファン目線でMVを解説しよう』」にて、ファンも引くほどのマシンガントークで“乃木オタ”っぷりを見せつけた久保。その細かく愛あるレポート力は、出身の宮城県を紹介するWEB動画『宮城・仙台 旅しおり』に繋がっていく。

 LINE LIVEでもグループへの愛は存分に発揮されているのだが、特筆すべきは番組内に毎回4期生が出演していることだ。1月31日に配信された第1回目には矢久保美緒、2月26日の第2回目には掛橋沙耶香がゲストとして登場。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて、からあげ姉妹「無表情」コールを披露し、“乃木オタ”キャラが定着した矢久保とは、同じ目線で乃木坂46のマニアックなトークを展開。同番組の4期生をPRする企画「4期生売り込みショー」にて、見た目と歌唱力から久保に憧れていることを明かした掛橋。純粋無垢なコメントをする彼女を久保は溺愛していた。

 グループ加入から約2年が経った3期生も先輩となり、憧れられる立場となった。4期生を前にして久保は謙虚な姿勢は変わらず、優しいお姉さんとして緊張する後輩をしっかりエスコートしているのが印象的だ。それは中元を始めとした1期生の先輩から、乃木坂46内に代々受け継がれてきた接し方でもあるだろう。中元からバトンが繋がれた久保、そして久保に尊敬しグループに加入してきた掛橋と、どこまでも続いていく乃木坂46が生み出す連鎖を感じずにはいられないのだ。(渡辺彰浩)

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