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歌劇「めいこい」東京公演、森鴎外役の荒木宏文「成長し続ける作品でありたい」

ナタリー

18/8/25(土) 21:27

歌劇「明治東亰恋伽~月虹の婚約者~」より。荒木宏文演じる森鴎外。

歌劇「明治東亰恋伽~月虹の婚約者~」の東京公演が、本日8月25日に東京・シアター1010で開幕。これに先がけて昨日24日に囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

脚本を桜木さやか、演出を吉谷光太郎が手がける本作は、ゲーム「明治東亰恋伽」を原作とした歌劇「明治東亰恋伽」シリーズの第2弾。明治時代へタイムスリップしてしまった女子高生の芽衣は、気が付くと鹿鳴館のパーティーに迷い込んでいた。警察官の藤田五郎からあやしまれ、尋問を受ける芽衣の窮地を救ったのは森鴎外で……。

劇中では、キャスト全員で踊るオープニングダンスや森鴎外の行水シーン、毎公演、異なるペアで行われる日替わり対決の場面などを交えながら、森鴎外とヒロイン・綾月芽衣の“運命の恋”が描かれる。

公開ゲネプロ後に行われた囲み取材には森鴎外役の荒木宏文、綾月芽衣役の鈴木桃子、菱田春草役の橋本祥平、川上音二郎役の遊馬晃祐、泉鏡花役の北川尚弥、藤田五郎役の吉岡佑、小泉八雲役の汐崎アイル、横山大観役の橘龍丸が登壇した。

8月18・19日に行われた大阪公演を終えたばかりのキャストたちは、まず東京公演への意気込みを語る。吉岡は「誰1人欠けることなく、笑顔で千秋楽を迎えられたらいいなと思います。またさらにパワーアップした『めいげき』を皆さんにお届けしたいと思っております」とアピール。大阪公演の幕開けから東京公演を迎える経験が初めてだという汐崎は「大阪公演が終わった帰り道に新大阪で皆で肉まんを食べながら、すごくセンチメンタルな気持ちになってしまって、『さみしいな、もっとやりたいな』と思いながら、『あ、もっとやるわ』と自分にツッコミを入れてしまいました」と笑いを交えて振り返った。

初演から続投する橋本は「劇場も大きくなって作品もレベルアップしていっているのを感じたときに、すごく胸にグッとくるものがありました。このあと東京公演も控えておりますが、大阪の熱量と変わらないお芝居を皆様にお届けしたいと思っていますので、最後まで楽しんでいただけたら」と呼びかける。今回初参加となった鈴木は「稽古では、なかなかうまくいかないことが多くて、このまま幕が上がらないんじゃないかと思うような不安がたくさんありました。でも大阪公演を終えて今ここに来ることができたのは、キャストの皆さん、アンサンブルの皆さん、スタッフの皆さんのおかげだと実感しています」と感慨深げに語った。

続く北川は「稽古では発見できなかったものが、お客さんの前に立って初めて発見できました。そういった細かい部分にも視野を広げて、毎公演新鮮な気持ちで東京公演も精一杯演じていきたいと思います」とコメント。そして遊馬は「東京公演でも今一度気を引き締めてがんばりたいです。芸者の役として日替わり対決を盛り上げるシーンがあるので、東京でも盛り上げたいと思います」と目標を掲げた。

橘は稽古と大阪公演を回想し、「演出家の吉谷さんがギリギリまで粘っていろいろ構成を練ってくださって、僕らもそれに合わせようとブラッシュアップして、必死に努力して今日までやってまいりましたので、東京公演も皆さんに楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせる。最後に主演の荒木は「舞台では毎公演変わる点もありますが、変わらないものも持ち続け、常により良いものを模索しながら、成長し続ける作品でありたいと思っています」と展望を述べた。歌劇「明治東亰恋伽~月虹の婚約者~」は9月2日まで上演される。

歌劇「明治東亰恋伽~月虹の婚約者~」

2018年8月18日(土)・19日(日)※公演終了
大阪府 森ノ宮ピロティホール

2018年8月25日(土)~9月2日(日)
東京都 シアター1010

原作:MAGES.「明治東亰恋伽」
脚本:桜木さやか
演出:吉谷光太郎
音楽:tak
振付:MAMORU

キャスト

森鴎外:荒木宏文

綾月芽衣:鈴木桃子
菱田春草:橋本祥平
川上音二郎:遊馬晃祐
泉鏡花:北川尚弥
藤田五郎:吉岡佑
小泉八雲:汐崎アイル
横山大観:橘龍丸

チャーリー:安里勇哉(声の出演)

アンサンブル:栗原沙也加、太田有美、下村彩、熊田愛里、佐藤優次、新開理雄

(c)MAGES./LOVE&ART (c)歌劇「明治東亰恋伽」製作委員会

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