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JO1の“ギャップNo.1”木全翔也、求心力の秘密 プレーンなパフォーマンススキルと独特な言動でいざなう沼

リアルサウンド

20/3/19(木) 6:00

 デビューシングル『PROTOSTAR』が初週売上32.7万枚、週間シングルランキング初登場1位、という成績をおさめ、勢いに乗るJO1。連日様々なメディアに取り上げられており、「チェックが追いつかない……」と頭を抱えるほど様々な情報が発信されている。3月18日には、「JO1 POP UP STORE in DiverCity Tokyo Plaza」がオープン。グッズ販売や展示が行なわれる。デビューして間もないにもかかわらず、世の中を賑わす彼らを応援すべく、これまで豆原一成、川西拓実、金城碧海、河野純喜、白岩瑠姫、川尻蓮、大平祥生、佐藤景瑚と、各メンバーにスポットを当ててきた。9人目は、気を抜くと“深い深い所まで”あっという間にいざなわれてしまう、求心力抜群の木全翔也に注目してみよう。

(関連:JO1「無限大(INFINITY)」は、なぜ“J-POP”と一線を画す仕上がりに? クリティカルな声の扱いから紐解く

 木全は愛知県出身、2000年4月5日生まれの19歳。『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!/TBS系)に参加する前は、名古屋にある有名ダンススクール「ファンクキッド」に通っており、様々なステージを経験してきた実力者である。レベル分けテストでは、ポテンシャルを評価されて見事A評価を獲得。その後も、各バトルで着実に爪痕を残してきた。メンバー内で唯一全てのバトルでベネフィット(順位に応じた加点)を獲得している事実が、その証拠だろう。こうして唯一無二の存在として人気を獲得し、最終順位は8位。見事デビューを掴んだメンバーである。

 『PRODUCE 101 JAPAN』放送時、課題を手堅くこなす木全がフォーカスされることは多くなかった。自身もインタビューなどで「地味で目立たないキャラ」と度々語っているほどで、確かに黒髪にさっぱりとした顔立ち、中肉中背、素朴な雰囲気の彼は、一見するとそう見えるのかもしれない。それでも十分に魅力はあるのだが、木全の本当の恐ろしさは彼を深く知った時である。

 『PRODUCE 101 JAPAN』最終回、国民プロデューサー代表のナインティナインが「パフォーマンスと普段のギャップに気付いた人からもう(木全の)虜です」とコメントしていたが、彼は本当に様々な顔を持っている。パフォーマンスひとつとってもそうだ。番組開始当初は「高い声が出せなくて不安」と語ってはいたものの、レベル分けテストでは激しく踊りつつもしっかり声が出ていた。その後も、様々なテイストの曲を歌っており、どの練習生とチームになっても溶け込んでいた。デビューシングルではラップも披露しており、万能タイプと言えるだろう。

 もともと定評のあったダンスは言わずもがなで、「ツカメ ~It’s Coming~」のような元気な曲では思いっきり踊り、コロコロと表情も変えている。一方、ポジションバトルのSEVENTEEN「HIGHLIGHT」では全く違うセクシーな表情と芯が通ったダンスを披露しているし、グループ移動があったため4日で覚えたというオリジナル曲「クンチキタ」では男らしい力強いパフォーマンスも見られる。それぞれ、異なる彼の魅力が見えるのでぜひ全バトルの推しカメラをチェックしてみてほしい。

 こうして振り返ると、木全のパフォーマンススキルは「曲に合わせていかようにも対応できるレベルの高いプレーンなタイプ」と言えるだろう。だが、プレーンなパフォーマンススキルに反して彼の素顔はとにかく癖が強い。

 まず、『PRODUCE 101 JAPAN』の1分PRを見ていただきたい。開始約30秒間、我々は無言で手を使わずズボンを履いている木全を見続けることになる。思わず笑ってしまうこの光景、シュールと言わずしてなんと言えよう。気付けばリピート再生しながらニヤニヤしてしまう。また、普段どんな香りがしますか? というインタビューに対しての答えが「普通の人間の匂い」だったのも、実に木全的である。こういった独特の言動も、彼の求心力のひとつだ。

 最近ではYouTubeにアップされた「NIKE ONE JO1無限大タイアップCMメイキング3」でどじょうすくいのような振りをして、メンバーを笑わせている様子もあった。面白くて賑やかな人柄が垣間見えつつも、カメラを向けられて真面目なインタビューとなるとやや遠慮気味になって言葉数が少なくなるのも彼ならではの愛らしさだろう。

 これ以外にも書ききれないほど木全の魅力はたくさんある。少しでも彼のことが気になった方は、ぜひ彼についてもっと知ってみてはいかがだろうか。そして、どっぷり木全ワールドに使ってみてほしい。一人、また一人と彼の虜になった人が増えていく様子は、想像に難くない。(高橋梓)

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