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嵐、NEWS、キスマイ、キンプリ……『ウルトラFES』ジャニーズグループの注目ポイント総ざらい

リアルサウンド

18/9/14(金) 7:00

 9月17日12時より放送される『ミュージックステーション ウルトラFES 2018』(テレビ朝日系)に、V6、嵐、KAT-TUN、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、そして東山紀之と総勢50名以上のジャニーズJr.が出演。珠玉のダンスソングで『ウルトラFES』を盛り上げる。ジャニーズ『カウントダウンライブ』に迫る勢いの出演者数に、自ずと期待が高まる。そこで今回はオンエアに先立ち、各グループの見どころを駆け足でピックアップしていく。

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■全員がバク転のできるV6の底力
 「ジャニーズを知りたければ、一度はV6のライブを見るべし」と言われるほど、彼らのパフォーマンスには定評がある。『学校へ行こう』(TBS系)を踏襲した『V6の愛なんだ』(TBS系)が2年連続で放送されるなど、バラエティ番組では学生たちの青春を見守る“やさしいお兄さんたち“といった印象の強い6人。だが、ライブスイッチが入ったときの鋭い眼差し、ユニークな声色を持つカミセン(森田剛、三宅健、岡田准一)の歌声に、安定感のある歌唱力を持つトニセン(坂本昌行、井ノ原快彦、長野博)の歌声が包み込むハーモニー、そして全員がバク転もできる身体能力は、一見の価値あり。

■アイデアを形にする、表現者集団・嵐
 嵐は、松本潤を中心にメンバーが、構成や照明、特効などの演出も手がけていることで有名だ。ライブの舞台裏に密着した映像では、多忙を極めるメンバーがそれぞれアイデアを持ち寄っている様子を確認することができる。毎日のようにテレビで見かける嵐は、いい意味で肩の力が抜けた姿や、グループ愛が垣間見えるやりとりが微笑ましいが、ライブにおける彼らは惚れ惚れするほど策士だ。特に今回、ダンサブルな楽曲が披露されるとなれば、大野智のキレがありながら柔らかで色っぽいダンスも見られるはず。きっと多くの視聴者が、そのギャップに驚くのではないかと思うと、ワクワクする。

■充電完了、唯一無二のKAT-TUNイズム
 「いくぞ、お前ら!」ジャニーズアイドル多しといえども、これほど俺様オーラを放つことができるのはKAT-TUNだけだ。その威勢のいい口調が空回りに終わらないのは、彼らが中身のある男たちだからこそ。何をしていても華があるセックスシンボル亀梨和也。強靭な肉体と体育会系の根性にときどき見せるツンデレの可愛さがずるい上田竜也。そして、ふだんは飄々としていながらライブでは雄々しいヒューマンビートボックスや爽やかな歌声を披露する中丸雄一と、充電期間を経て、より一層彼らが見せたいものが明確になった。オラオラと煽りまくるライブに、「KAT-TUNはこうでなくちゃ」と嬉しくなる。

■楽曲の世界観に引き込むNEWSのエモさ
 幻想的な島へと誘う『NEVERLAND』、メンバーと共に宇宙旅行へと旅立つ『EPCOTIA』と、近年コンセプチュアルなアルバムをリリースしているNEWSは、歌の持つ世界観を目の前に創り上げ、観客を引き込むプロフェッショルだ。小説家として躍進する加藤シゲアキ、衣装デザインを手がける増田貴久、Jr.時代から独自にボイトレを重ねてきた手越祐也、そして個性の強いメンバーをまとめる小山慶一郎。そんなNEWSに惚れ込んだ制作スタッフとの信頼関係も強く、彼らの“今”に寄り添った名曲が多いのも、聞く者の心を撃ち抜くポイント。感情揺さぶるアンセムが多く、一緒に口ずさみたくなる。

■応援せずにはいられない新生・関ジャニ∞
 「手作り感にこだわっていきたい」と自主レーベルを立ち上げたのが2014年。そして、翌年には『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が開始し、多くのミュージシャンとセッションを重ねてきた彼らは、野外フェスにも参加するなどロックバンドとしての実力を兼ね備えたアイドルへと成長した。その表現力の幅広さはジャニーズでも随一だ。そして今年、メインボーカルの渋谷すばると笑顔で別の道を歩むみ始めた6人は、新生関ジャニ∞として全力でライブツアーを行ない、その気迫は村上信五が酸欠で立てなくなるほど。今まさに男たちの踏ん張り時。そんな真っ直ぐなパフォーマンスに胸が熱くなる。

■最新作は最高難易度、Hey! Say! JUMPの挑戦
 ダンスといえば、Hey! Say! JUMPも忘れてはいけない。山田涼介の妖艶でキレのあるダンスや、知念侑李の圧倒的な身体能力を活かしたコンテンポラリーなど、一人ひとりのスキルも高いが、その人数の多さを活かした群舞は他のグループにはない見どころ。彼らも今年、岡本圭人の海外留学という大きな転機を迎えたが、8人体制で作った新曲「BANGER NIGHT」ではあえてグループ史上最も激しい振り付けをぶつけているのが、実に頼もしい。新たな可能性に挑む岡本はもちろん、Hey! Say! JUMPも飛躍のときを迎えようと勢いを増している。そんな彼らのステージには、アツいスペシャルゲストも登場予定だというから必見だ。

■苦楽を共にした7人の絆で魅せるKis-My-Ft2
 バラエティ番組では体当たりなロケに挑んだり、毒舌コメントにさらされたり、とひたむきな姿に好感が持てるKis-My-Ft2。中居正広にプロデュースされた派生ユニット“舞祭組“でも必死に食らいついていく雑草魂が美しい。そんな彼らは、ライブでも全力で楽しませようとあの手この手を尽くしてくれる。ローラースケートも得意としており、疾走感ある演出も彼らならでは。また「赤い果実」では全員が鎖でつながったダンスに挑戦するなど、7人の結束力が試されるパフォーマンスも増えている。最新曲「君、僕。」のMVでも全員で階段を駆け下りるシーンも。『ウルトラFES』でもそんな息の合った一幕が期待される。

■美少年から大人の男性へSexy Zoneの成長
 顔面国宝の佐藤勝利、生粋のアイドル中島健人、男気溢れる菊池風磨、ドイツ生まれの王子様マリウス葉、母性くすぐる天然キャラ松島聡と、それぞれの魅力を持つ正統派アイドルのSexy Zone。この夏『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務め、ラジオで「感覚が違う」と話している通り大きな自信となったようだ。着実に積み上げてきた経験値は、しっとりとしたバラードから、s**t kingzが手がけたチェアダンスなど多彩な振り付けを踊りこなす姿からも感じられる。Sexy Zoneの由来でもある“マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ“が漂うグループへ。成長し続ける彼らの色気に注目してほしい。

■ジャニーズの本筋を体現する舞台職人A.B.C-Z
 ジャニーズの根源は舞台にある。A.B.C-Zは長年、そのジャニーズの舞台を支えてきた職人たちだ。観客の目の前で失敗のきかないショーという名の勝負を何年も続けてきた。ただ悔しいのは、その凄さが映像に収まりきらないところにある。例えるなら、目の前で繰り広げられるサーカスの感動をテレビで伝えるのが難しいように。あるときはバク転でステージの花道を駆け抜け、あるときは観客の頭上で宙吊りになり、汗はほとばしり、血管は浮き出て、髪は乱れるが、それでも笑顔と歌声は決してブレない。そのポテンシャルの高さを、ぜひリアルタイムで見届けてほしい。(そして、気になった方は次は肉眼で!)

■人情溢れるジャニーズWESTのやさしい世界
 関西ジャニーズJr.として長年共に切磋琢磨してきたジャニーズWESTは、特に仲間意識が強いグループだ。4人で決まりかけていたCDデビューも、「7人で!」とメンバー自ら直談判をして掴みとった。そこにあったのは馴れ合いではなく、グループとしての確固たる意志。このメンバーで活動するということに、彼ら自身プライドを持っているのが清々しい。アイドル全開なカワイイ楽曲から、関西色を活かしたおもしろソング、攻めまくりのEDM系など、多彩な楽曲が表現できるのも彼らならでは。ライブ会場は一瞬にして喜劇になったり、クラブになったり。『ウルトラFES』ではどんな顔を見せてくれるのか、実に楽しみだ。

■これからのジャニーズを牽引するKing & Prince
 満を持して今年CDデビューを果たしたKing & Princeは、ジャニー喜多川も「まちがいなく一時代を築く」と太鼓判を押すジャニーズ期待の新星。デビュー前から主演舞台をこなし、テレビでは冠番組を持つなど、整ったルックスに加えてエンターテイナーとしての実力も身につけてきた。『ウルトラFES』では、帝国劇場2018年新春公演『ジャニーズ Happy New Year アイランド』で共演を果たした、少年隊の東山紀之と『ジャニーズミュージカル』を披露する。ジャニーズのレジェンドとも言える東山と、これからの時代を創っていくKing & Princeが同じステージに立つ。これぞ、ジャニーズにしかできない偉業だ。また、そのバックを盛り上げる総勢50名以上のジャニーズJr.の中から、さらに新たなスターが生まれる可能性もあるのだと考えると、改めて層の厚さを感じられる。

 偉大な先輩たちの背中を追いかけ、自分たちの個性を伸ばし、努力を惜しまなかった結果、これだけのグループが生まれた。そしてまた彼らは、ステージを糧に進化していくことだろう。日頃、多岐に渡って活躍しているジャニーズメンバーだが、やはりその真骨頂は歌とダンス。17日は、そんなジャニーズの真価にふれる1日になるはずだ。(文=佐藤結衣)

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