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三枝成彰 知って聴くのと知らないで聴くのとでは、大違い!

オペラ『忠臣蔵』(その3)

毎月連載

第24回

20/6/8(月)

写真提供:メイ・コーポレーション

シンプルな床と柱の舞台が、じつはカナダから運んだアルミと鉄骨の特製のもの(当時それだけで4,000万円)であることは、前回書きました。これも見た目はシンプルですが、舞台袖にあったパネルはコンピューター制御でいっせいに向きが変わるようになっていました。これも石岡さんからの注文で、多少タイミングがずれても手作業でやればたいしたことないものの、「一斉に変わらないとだめよ」という一言で1,500万円かけた全自動のシステムを整備することになりました。後でゲネプロを観た人たちはこのシンプルな舞台は仮のものだと思ったらしく、「本番の舞台はどんなふうになるのですか?」と聞かれたのですが、見えないところにお金がかかっているのをなかなかわかっていただけないのが、つらいところでした。

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