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宮沢氷魚×藤原季節「his」、山崎ナオコーラのコメントや雁須磨子によるイラスト到着

ナタリー

20/1/20(月) 12:00

雁須磨子による応援イラスト。

今泉力哉が監督を務めた「his」より、山崎ナオコーラらのコメントと漫画家の雁須磨子らによる応援イラストが到着した。

周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京から1人田舎にやって来た井川迅を主人公にした本作。物語は、元恋人・日比野渚が6歳の娘・空を連れて現れたことから展開していく。宮沢氷魚が迅、藤原季節が渚を演じた。

山崎は「『L G B T Qを描く物語』といった安易なところに落とし込まず、ひたすら登場人物ひとりひとりの心のひだを描き切っている快作。子どものことをみんなが考えていて、切ないけれど、未来が見える」と称賛し、はるな愛は「ただただどこにでもある日常。その地域の毎日の姿の中に人間と人間が愛しあう姿、それを歪だという考えをもてるでしょうか? 人間が人間を好きになるシンプルな無駄が一切ない物語」と述べている。コメント詳細は下記の通り。応援イラストは小池田マヤとはるな檸檬からも届けられた。

「his」は1月24日より東京・新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。

山崎ナオコーラ(作家)コメント

「L G B T Qを描く物語」といった安易なところに落とし込まず、ひたすら登場人物ひとりひとりの
心のひだを描き切っている快作。子どものことをみんなが考えていて、切ないけれど、未来が見える。

はるな愛(タレント)コメント

ただただどこにでもある日常。その地域の毎日の姿の中に人間と人間が愛しあう姿、
それを歪だという考えをもてるでしょうか? 人間が人間を好きになるシンプルな無駄が一切ない物語。
主人公が言った「ただなんとなく会いたかった」この言葉から始めてもいいんじゃないでしょうか?

堀尾正明(フリーキャスター)コメント

LGBTQは現在頭では理解されてきている。しかし、いざ自分の息子や娘の相手や友人がそうだとしたら果たして納得できるだろうか。人間愛の理想と裁判シーンのギャップが、見事に演出されている。
私の中のずるさや偏見を見せつけられた作品。

溝口彰子(「BL進化論」シリーズ著者 / もとレズビアン・アクティヴィスト)コメント

「ムーンライト」、「ある少年の告白」など、現実のホモフォビアを認識した上で、
それを乗り越えるヒントを具体的に示す映画を異性愛者のクリエーターが作る。
そんな時代が日本映画にも到来したことを告げる作品。

七崎良輔(合同会社Juerias LGBT Wedding共同代表、LGBTコミュニティ江戸川代表)

日本に暮らす僕たちは今、考えなくてはならない時期にきている。
常識とはなにか。幸せとはなにか。この作品の良さはそういった社会的なテーマだけではなく、全てのシーンの美しさだ。
背景も、セリフの一つ一つも、懐かしくて温かい。優しさに思わず涙が出た。ありがとう、そらちゃん。

(c)2020 映画「his」製作委員会

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