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池松壮亮らとのタッグに塚本晋也が「映画の骨格が決まった」、石川忠への思いも明かす

ナタリー

18/9/13(木) 12:16

塚本晋也

「斬、」が第43回トロント国際映画祭にてカナダ現地時間9月11日に上映され、監督の塚本晋也が登壇した。

同映画祭のマスターズ部門に出品された本作は、江戸時代末期の江戸近郊の農村を舞台にした時代劇。時代の波に翻弄される浪人と彼に関わる人々の姿が描かれる。

塚本は、浪人役を務めた池松壮亮を「今の若い人の感覚、今の時代の感覚を非常にリアルに表現することができる」と評し、「偶然にも池松さんの方から自分の映画に興味があると連絡をくださって、これはやらねばということになった次第です」と彼とタッグを組んだ経緯を説明する。農家の娘を演じた蒼井優に関しては、プロットの執筆時に彼女の顔が浮かんだと明かしながら「とても有名な俳優さんなので自分の小さな規模の映画に出てくれるか不安だったのですが、わりと早くにお返事をいただけました」とコメント。そして「この二人の出演が決まったときに、この映画の骨格が決まったと思いました」と述懐した。

なお本作には、塚本の監督作を音楽面で支え続けた音楽家・石川忠の楽曲が使用されている。塚本は「『斬、』の音楽も石川さんに依頼していたのですが、頼んだ後に亡くなってしまい……。どうしても受け入れられなくて、石川さんがこれまで作った曲、僕の映画用に作った曲だけではなく、お部屋に残されていた映画でまだ使われてない曲も全部聴いて編集に貼っていきました。天国の石川さんと話しながら決めていった感じです。エンドロールに石川さんのお名前がしっかり出てきます」と彼への思いを語った。

「斬、」は11月24日より東京・ユーロスペースほかで全国で公開。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記

(c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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