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『Nizi Project』Part 2始動、1話&2話を振り返る J.Y. Park「デビューできる実力を持っているかどうかを判断」

リアルサウンド

20/5/4(月) 12:00

 韓国の芸能事務所JYPエンターテインメントとソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニー・ミュージックレーベルズによるガールズグループオーディションプロジェクト『Nizi Project』に参加した練習生たちの地区予選からデビューまでを追ったドキュメンタリー番組のPart 2が始動。4月24日に第1話、5月1日に第2話がHuluで配信された。

 地区予選を突破した26名が東京合宿でしのぎを削り、その中から14名の韓国行きメンバーが決定したところで幕を閉じたPart 1。今回は、韓国合宿に向けた準備に追われる練習生たちの姿から映し出された。ついに韓国に渡った彼女たちが向かったのは、約半年共に過ごすJYPセンター。練習生たちは、本格的なレコーディングルームやオーガニック食堂などを設備したこの施設で厳しいトレーニングに励むことになる。J.Y. Park氏は、このプロジェクトについて「Part 1が可能性の見える人を探す過程だったとすると、Part2はデビューできる実力を持っているかどうかを判断する過程」と説明。Part 2を突破するための新しい基準は“成長”だというJ.Y. Park氏と再会した練習生たちの表情には、緊張の色が見えた。

 そんな練習生たちに、J.Y. Park氏は衝撃の事実を知らせる。実は、韓国に行く予定だったメンバーのスズが直前でオーディションを辞退したのだ。Part 1終了後、自分が本当にアイドルになりたいのかと自問自答したというスズ。考え抜いた末に、不安は拭いきれないと判断。スズは視聴者に対して、「観ている方にも本当に申し訳ないという気持ちしかないです」と語った。

 13名でチャレンジすることになった今回の韓国合宿に向け、J.Y. Park氏は新たなNiziペンダントを作成。彼が「世界的に成長できるようなグループを作ることが目標なので、ダンス・ボーカルの実力が(以前よりも)もっと高い基準をもとに判断されることになります」と語ったペンダントは、Part 1のものより大きさや威厳を増している。それは、ボーカル・ダンス・スター性・人柄の一段階アップグレードした姿をJ.Y. Park氏に見せなければいけないことを表していた。快適な宿舎で合宿初日の夜を満喫した13名は、次の日から第一のミッション「個人レベルテスト」に向けた本格的なトレーニングに突入。「最終順位で2回最下位になると脱落」という厳しい条件に、練習生たちは気が抜けなかった。

 いよいよ、テスト当日。練習生たちが到着したミッション会場は、驚くほど豪華なセットが組まれた大きなステージだった。J.Y. Park氏ですら「ステージに上がったら緊張してみんな泣いちゃいそう」と心配していたが、美しい衣装を身に纏った13名の顔に迷いはない。そんな彼女たちに、J.Y. Park氏は「このようなステージに立つのがみんなの夢だったから、楽しんでください」と声をかけた。

 個人レベルテストのトップバッターは、ダンスの技術力を持つリオ。これまでパワフルで強いダンスを見せてきた彼女が挑戦するのは、女性らしい振り付けが特徴のユビン「Lady」。リオは30日間の練習で自分を追い詰め、新たな見せ方を追求。そんな彼女がステージで見せたのは、Part 1とは比べものにならないくらい成長した姿だった。J.Y. Park氏は「自分を飾って、このようなステージに立っている姿が不自然じゃない」と評価。「ダンスも特に指摘することがないくらい完璧」と褒められたリオは、努力が報われたことに涙を流した。

 アカリは、miss A「Good-bye Baby」を披露。東京合宿では、扁桃腺の手術を受けたことで実力を発揮できなかった彼女は、体力づくりに勤しんできた。しかし、パフォーマンスを見たJ.Y. Park氏からは「地区予選のときから変わっていません」と厳しい言葉が。彼は「アカリは最高のパフォーマンスを見せてくれる」と信じてきただけに、残念な気持ちが抑えられなかったという。同じくJ.Y. Park氏から期待を寄せられているミイヒは、ゴールドのドレスで登場。大人の女性の切なさを歌ったWonder Girls「Nobody (Rainstone remix)」に挑んだ15歳の彼女は、歌詞に描かれた心情を理解するのに苦戦したようだ。一方で、「特別だということを“世界に証明してみせる”という心構えが必要」というJ.Y. Park氏は、ミイヒにその覚悟が見えたという。その言葉通り、見事な歌声を披露したミイヒ。ステージを見つめるJ.Y. Park氏の口元には、思わず笑みが浮かんだ。J.Y. Park氏は彼女に対し、「練習生として評価するべきか、歌手として評価をするべきか分からないぐらい」と評価。他の練習生までも虜にしたミイヒは、一足早くキューブを獲得した。

 第2話のトップバッターを務めたのは、最終順位が最下位だったアヤカ。「選んでくださったことに恥じないように頑張りたい」と誓ったように、彼女は成長した姿をJ.Y. Park氏に見せることができた。しかし、J.Y. Park氏が突きつけたのは「可能性とスター性だけで合格させることはできない」という現実。アヤカはこれまで以上の努力が必要になりそうだ。

 練習生の中で一番年下にもかかわらず、圧倒的な歌唱力を持つ日米ハーフのニナは、繊細さが必要となる高難易度のチャーリー・プース「Attention」に挑戦。練習期間には、家族を恋しがりながらも努力を重ねた。彼女の歌声にJ.Y. Park氏は「14歳なのにここまでのレベルというのは本当に有り得ないこと」と評価しつつ、歌う時に大事なポイントを見逃していたと厳しい評価を下す。「曲の雰囲気、特徴を最大限活かすことを考えて歌うことが成長のポイント」という次回に向けたアドバイスを、ニナは真摯に受け止めた。

 J.Y. Park「Who’s your mama?」を披露したリクは、曲の雰囲気に悩みながらも努力を継続。そんな彼女のパフォーマンスには、大きな拍手が巻き起こった。J.Y. Park氏はしばらく余韻に浸り、「僕が期待できる最高のレベル」「激しいダンスをしているのに音程も発声も安定していました」とリクの努力を賛美。見事ひとつめのキューブを獲得したリクは、満面の笑みで評価を喜んだ。笑顔を絶やさない日韓ハーフのユナは、JYP練習生として慣れ親しんだ施設でmiss Aの「I don’t need a man」を練習。しかし、緊張感に弱いユナは本番で上手く声が出せなかった。J.Y. Park氏はそこを見抜き、「歌声がずっと自分の思い通りに出ていない」と指摘。ユナは実力の部分で残念な結果となってしまった。

 Part1で最終順位3位を獲得したマヤは、J.Y. Park氏が演技力のある彼女の雰囲気にピッタリだというmiss A「Touch」を披露。脱落だけはどうしても避けたいマヤは、筋トレや有酸素運動で基礎的な力をつけてきた。J.Y. Park氏は「今日も演技力のおかげで足りないところが全部見えない」とマヤの長所を再度評価。ダンスに必要な運動を欠かさなかったマヤの努力を讃え、J.Y. Park氏は「A+を与えたい」とキューブを授与した。

 『Nizi Project』第3話は、5月8日配信予定。引き続き、一回目の個人レベルテストの模様が放送される。(苫とり子)

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