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斎藤工、板谷由夏が仏映画の邦題付けに挑戦「預かった子猫みたいな気持ち」

ナタリー

「斎藤工×板谷由夏 映画工房」より、左から板谷由夏、斎藤工、中井圭。

WOWOWの映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」より出演者の斎藤工、板谷由夏、中井圭のインタビューコメントが到着した。

同番組は斎藤、板谷がMCを務め、映画解説者の中井とともにWOWOWシネマで放送される映画や特集の魅力を語りつくすもの。第491回では、フランス映画「A Friendly Tale(英題)」の邦題を付けるという企画に3人がチャレンジした。ベレニス・ベジョ、ヴァンサン・カッセルらが出演した本作は、長年の友人である4人を軸に展開する物語。1人が書いた小説がベストセラーになったことから彼らの関係性が変化していくさまがつづられる。

収録を終えた斎藤は「一応決定しましたが、僕はちょっと後悔が残りますね。本当は誰も聞いたことがないようなタイトルを付けたかった……」と、板谷は「私たちって普段は自分の意見をバシッと言うタイプではあるけれど、それでも案外決まらないものですね」とコメント。斎藤は「映画が面白かったので、愛着が湧いてしまったんですよね。映画が数日預かった子猫みたいな気持ちになっていた」と笑顔を見せた。

好きな邦題を問われた板谷は「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」を挙げ、中井は「僕が好きなのは、『マッハ!!!!!!!!』。英題は“Ong Bak”で、タイの仏像という意味なんですが、誰もわかりませんよね。なんとなくすごさが伝わるから『マッハ!!!!!!!!』と付けたという。配給会社のチャレンジが伝わってきて好きですね」と述べる。続く、斎藤は「番組で紹介した作品だと、『なんちゃって家族』が好きですね」と言って板谷の同意を得てから、「『ある朝突然、スーパースター』とか『恋のベビーカー大作戦』とか、ライトな感じがいいですよね。ターゲットにちゃんとアプローチしている感じがする。逆に、邦題を作らなくて正解の映画も多いじゃないですか。『トレインスポッティング』とか、原題そのままでいいという映画」と述懐。さらに「副題をつけるかどうかという問題もありますが、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は成功していますよね。ビジュアルで『IT』のリメイクだと判断できるかもしれないけど、『IT』だけだと内容が伝わりにくい。日本人ってキャッチコピーを大事にするところもありますし」と分析した。

今年の10月に10周年を迎える「斎藤工×板谷由夏 映画工房」。板谷は「この10年、3人の関係が変わらないんですよ。近すぎず遠すぎず、いつもお互いを気に掛けている」「できるだけこの番組を続けていければと思っています」と話し、斎藤は「作品に偶発的に出会うことこそが映画の喜びだなと、僕はこの10年で感じています。そういう僕らの偶発的な感動を、視聴者の皆さんと共有できた10年でもある。板谷さん、中井さんと『これ面白そうじゃない?』と話して、視聴者の皆さんが『じゃあ観てみようかな』と思うきっかけになることが、『映画工房』の存在意義なのかもしれませんね」と口にした。

「斎藤工×板谷由夏 映画工房」第491回は5月28日21時35分よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドほかで無料放送・配信。「A Friendly Tale」は6月10日21時よりWOWOWシネマ、WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

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